到達目標
1.機械関係図面の読み方・描き方の基礎を習得する。
2.ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できる。
3.簡単な組立図を描ける。
4.CADを用いて簡単な設計製図ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
機械関係図面の読み方・描き方 | 機械関係図面の読み方・描き方を活用できる | 機械関係図面の読み方・描き方の基礎を習得する | 機械関係図面の読み方・描き方の基礎を習得できない |
ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素 | ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素の基礎的な設計をできる | ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できる | ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できない |
組立図 | 時間をかければ、少し複雑な組立図を描ける | 簡単な組立図を描ける | 組立図を描けない |
CAD | CADを用いて設計製図に応用できる | CADを用いて簡単な設計製図ができる | CADを使えない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「もの(製品)づくり」の国際化の流れは当然のこととなり、必要な部品は世界のどこからでも調達でき、どこへでも供給できるようになりました。機械技術者にとって、「図面」を描けて読み取れることは必要不可欠です。本科目では、製図の基礎と合わせて手描き製図を習得した後に、CAD製図に取り組みます。ISO(国際標準規格)に準拠する、JIS(日本工業規格)における「機械関係図面を描くときの世界共通の文法」の基礎を習得します。
授業の進め方・方法:
教室では、手描きの製図、スケッチ等を行います。1年次の「製図基礎Ⅰ・Ⅱ」の内容を復習し、定着させてもらうために課題を与えます。1年次に扱っていない内容を含めて、教科書を繰り返し読み、図面を描いてもらいます。近隣の製造現場を訪問して、現実感をもってもらい、実際の課題にも取り組んでもらう予定です。ICT演習室では、CADによるモデリング、アセンブリおよび2次元図面化を行います。CSWA認定試験は3年生までに一度は受験してください。もし合格したら、上級のCSWPに挑戦してください。
注意点:
評価に、「出席」および「態度」を加えます。教科書、ノート、製図道具および関数電卓を持参し、自主的に、粘り強く取り組むことが求められます。スマホを使って良い時は指示します。それ以外は使わないでください。また、「課題」および「試験」の評価を加えます。課題の締切は必ず守ってください。遅れて提出された課題の評価は、締切を守って提出された課題の評価と比べて低くなります。
【新型コロナウイルスの影響に伴う評価方法の変更】
前期中間評価:出席および態度によって評価する
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
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2週 |
1年次の復習 |
復習と定着
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3週 |
1年次の復習(断面法等) |
復習と定着
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4週 |
1年次の復習 |
復習と定着
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5週 |
1年次の復習(寸法記入法等) |
復習と定着
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6週 |
寸法公差 |
復習と定着
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7週 |
はめあい |
復習と定着
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8週 |
中間試験 |
授業内容の定着度を確認
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2ndQ |
9週 |
成績確認 今後の説明
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10週 |
工場見学 |
近隣の製造現場を訪問する。先方の都合もあるため、他の週に実施する可能性有。
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11週 |
工場見学課題の確認 幾何公差 |
復習と定着
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12週 |
表面性状 材料記号 |
復習と定着
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13週 |
ねじの製図 軸関係の製図 |
ボルト・ナットを製図できる 軸関係を製図できる
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14週 |
軸受の製図 |
軸受の概要を理解し、転がり軸受を簡略図示法で描ける
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15週 |
定期試験 CSWA認定試験(希望者) |
授業内容の定着度を確認
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16週 |
成績確認 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前8,前15 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前5,前8,前15 |
線の種類と用途を説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前5,前8,前15 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前5,前8,前15 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前5,前8,前12,前15 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 2 | 前6,前7,前8,前11,前12,前15 |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 2 | 前1 |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 2 | |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
評価割合
| 出席 | 態度 | 課題 | 試験 | | | 合計 |
総合評価割合 | 10 | 10 | 50 | 30 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 0 | 0 | 50 | 30 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |