進路セミナー

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 進路セミナー
科目番号 0071 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 特に指定しない
担当教員 道園 達也,西 雅俊

到達目標

1.自己分析を通して自己の特性を理解し、説明することができる。
2.業界・企業研究を通して工学の専門的知識・技術が社会において果たす役割を理解し、説明することができる。
3.自己分析と業界・企業研究を関連付け、自らのキャリアを考え、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.自己分析を通して自己の特性を理解し、説明することができる。自己分析を通して自己の特性を理解し、分かりやすく説明することができる。自己分析を通して自己の特性を理解し、説明することができる。自己分析を通して自己の特性を理解し、説明することができない。
2.業界・企業研究を通して工学の専門的知識・技術が社会において果たす役割を理解し、説明することができる。業界・企業研究を通して工学の専門的知識・技術が社会において果たす役割を理解し、分かりやすく説明することができる。業界・企業研究を通して工学の専門的知識・技術が社会において果たす役割を理解し、説明することができる。業界・企業研究を通して工学の専門的知識・技術が社会において果たす役割を理解し、説明することができない。
3.自己分析と業界・企業研究を関連付け、自らのキャリアを考え、説明することができる。自己分析と業界・企業研究を関連付け、自らのキャリアを考え、分かりやすく説明することができる。自己分析と業界・企業研究を関連付け、自らのキャリアを考え、説明することができる。自己分析と業界・企業研究を関連付け、自らのキャリアを考え、説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 4-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
進路セミナーは自己分析と業界・企業研究を通して自己の特性とともに工学の専門的知識・技術が社会において果たす役割を理解することによって、自らのキャリアを考え、よりよい進路選択を主体的にできるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
キャリア教育推進室が1年間のスケジュールを立て、全学科共通プログラムを実施する。全学科共通プログラムは主として自己分析に関する一般常識、SPI/適性検査模試、PROGの実施、業界・企業研究に関するキャリア研修会がある。
また、担任および学科による指導をクラス別におこなう。
注意点:
・本科4年生は1,2年における「人としての基盤形成」、および3年における「専門基礎の修得」の時期を経て、「専門性の確立」を目指す学年である。卒業後の進路(就職や進学)を見据え、自己分析と業界・企業研究の実践を通して、自らのキャリア形成を進めることが求められる。
・キャリア教育推進室および担任からの実施報告書により30時間の実施時間を確認し、出席が規定時数を満たす場合「合格」とし単位を認定する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1回進路セミナー「キャリア開発―自己分析と業界・企業研究」 キャリア開発に関する基本的な考え、および自己分析と業界・企業研究の必要性を理解し、自分のキャリアについて考えることができる。
2週 第2回進路セミナー「就職模試(SPI)」 就職模試(SPI)を受験し、キャリア開発の参考とする。
3週 第3回進路セミナー「就職模試(一般常識)」 就職模試(一般常識)を受験し、キャリア開発の参考とする。
4週 第4回進路セミナー「就職模試解説」 就職模試の結果を分析し、キャリア開発に生かすことができる。
5週 その他、担任および学科による指導を適宜おこなう。
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 第5回進路セミナー「外部講師による講演会(1)」 外部講師の話を聞き、業界・企業研究の必要性を理解できる。
2週 第6回進路セミナー「外部講師による講演会(2)」 外部講師の話を聞き、業界・企業研究の具体的な進め方を理解できる。
3週 第7回進路セミナー「キャリア研修会」 キャリア研修会に参加し、企業の話を聞くことで、キャリア選択に生かすことができる。
4週 第8回進路セミナー「PROG」受験 PROGを受験し、キャリア開発の参考とする。
5週 第9回進路セミナー「PROG」解説 PROGの結果を踏まえ、自己分析を深め、キャリア開発に生かすことができる。
6週 その他、担任および学科による指導を適宜おこなう。
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前1
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3前1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3後1,後2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3後1,後2,後6
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後1,後2,後3,後6,後7
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後1,後2,後6
合意形成のために会話を成立させることができる。3後1,後2,後6
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後1,後2,後6
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前1,前2,後1,後4,後5,後6
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前1,前2,後1,後4,後5,後6
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前1,前2,後1,後4,後5,後6
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前1,前2,前3,前4,前5,後4,後5,後6
複数の情報を整理・構造化できる。3前1,前2
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3前1,前2
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
目標の実現に向けて計画ができる。3前1,前2,前5,後1,後2,後4,後5,後6,後7
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前1,前2,前5,後1,後2,後4,後5,後6,後7
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1,前2,前5,後1,後2,後4,後5,後6,後7
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3後1,後6
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前2,前3,前4,前5,後1,後6
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前2,前3,前4,前5,後1,後6
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前2
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前1,前2,後2,後4,後5,後6
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前1,前2,後6
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前2,後1,後6,後7
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前2,後1,後6,後7
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前2,後1,後6,後7
企業には社会的責任があることを認識している。3前2,後1,後6
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前2,後1,後6
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前2,後1,後6
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前2
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前2,前5
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前2
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前1,前2,前3,前4,前5,後6,後7
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後6,後7
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前1,後6,後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ出席合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000