情報技術演習I

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報技術演習I
科目番号 0119 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 LMSにて配布
担当教員 藤本 洋一

到達目標

1. コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し,基本的な取り扱いができる。
2. データベースについて概要を理解し,基本的な取り扱いができる。
3. 情報セキュリティ対策の必要性を理解し,基本的な事項を説明することができる。
4. 必要とされる基本的なプログラムを作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1. コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し,基本的な取り扱いができる。構築する情報システムについて,必要とされる機能や設定などを自分で調べて操作や設定ができる示された例や参考資料などをもとに,必要な操作や設定ができるオペレーティングシステムの基本的な事項について説明することができない
2. データベースについて概要を理解し,基本的な取り扱いができる。基本的なデータベース連携システムについて,自分で調べて操作や設定ができる基本的なデータベースを作成,利用することができるデータベースの基本的な事項について説明することができない
3. 情報セキュリティ対策の必要性を理解し,基本的な事項を説明することができる。取り扱う情報について,攻撃・防御,インシデント発生時の対応などについて基本的な事項を説明することができる構築する情報システムについて,基本的な情報セキュリティ対策を説明することができる情報セキュリティについて,基本的な事項を説明することができない
4. 必要とされる基本的なプログラムを作成することができる。必要とされる機能を自分で調べてプログラムを作成することができる示された例や参考資料などをもとに,必要なプログラムを作成することができる基本的なプログラムを作成することができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 2-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は情報システムの構築を通して,情報セキュリティの基礎を含めて,データベース連携などを実習する。
授業の進め方・方法:
仮想マシンや実機を用いたシステム構築の実習を行う。
構築する情報システムについて,情報セキュリティの必要な場面を想定し,基本的な対策などを検討する。
注意点:
説明資料にないことも含め,各自で書籍やインターネットなどの情報を調べたり,他者と情報交換や教えあいなどを行うこと。
課題について遅れないように提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 仮想マシンによるサーバ構築 コンピュータの基本的な操作ができる
2週 Linuxマシンの基本操作 オペレーティングシステムについて基本的な操作ができる
3週 ネットワーク構築 必要なネットワーク設定を行うことができる
4週 Webサーバ構築 Webサーバを稼働させることができる
5週 データベース構築 データベースを稼働させることができる
6週 データベース操作 データベースの基本操作を行うことができる
7週 データベースのWeb連携 連携のためのプログラムを作成することができる
8週 システム設計と構築1 基本的なシステムについての概略を設計することができる
2ndQ
9週 情報セキュリティ演習1 アクセス制御について基本的な事項を説明できる
10週 情報セキュリティ演習2 暗号技術について基本的な事項を説明できる
11週 情報セキュリティ演習3 主要な攻撃について基本的な事項を説明できる
12週 情報セキュリティ演習4 情報の取り扱いについて基本的な事項を説明できる
13週 システム設計と構築2 構築する情報システムについて説明することができる
14週 総合課題1
15週 総合課題2
16週 科目のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4前7,前8,前13,前14,前15
定数と変数を説明できる。4前7,前8,前13,前14,前15
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4前7,前8,前13,前14,前15
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4前7,前8,前13,前14,前15
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4前7,前8,前13,前14,前15
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4前7,前8,前13,前14,前15
条件判断プログラムを作成できる。4前7,前8,前13,前14,前15
繰り返し処理プログラムを作成できる。4前7,前8,前13,前14,前15
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4前7,前8,前13,前14,前15

評価割合

課題小テスト合計
総合評価割合6040100
基礎的能力303060
専門的能力201030
分野横断的能力10010