国際社会と経済

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国際社会と経済
科目番号 0203 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて内容に関連する資料を配布する。
担当教員 時松 雅史

到達目標

本講義では、古典派経済学からマルクス経済学、さらにはケインズ経済学、新古典派経済学の基本的な理論を理解することを目標とする。また、株式や先物取引の仕組みについて理解し、日本と太平洋地域の国々との経済関係について理解することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 古典派経済学とマルクス経済学スミス、リカード、マルクスの経済理論について、キーワードを押さえつつ、論理的に説明できる。スミス、リカード、マルクスの経済理論について、端的に説明できる。スミス、リカード、マルクスの経済理論について、端的に説明できない。
評価項目2 ケインズ経済学と新古典派経済学ケインズとフリードマンの理論について、キーワードを押さえつつ、論理的に説明できる。ケインズとフリードマンの理論について、端的に説明できる。ケインズとフリードマンの理論について、端的に説明できない。
評価項目3 株式と先物取引株式会社と株式について基礎的用語を用いて説明できる。先物取引の成立と仕組みについて、株取引の違いを踏まえて説明できる。株式について基礎的用語を用いて説明できる。先物取引の仕組みについて説明できる。株式や先物取引の仕組みについて端的に説明できない。
評価項目4 日本と太平洋地域の国々日本と太平洋地域の国々との経済関係について、経済データから正確に把握し、説明できる。日本と太平洋地域の国々との経済関係について、経済データを用いて端的に説明できる。日本と太平洋地域の国々との経済関係について、経済データを用いて端的に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 4-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 5-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
アダムスミスやリカードをはじめとする古典派経済学の理論からマルクス経済学、ケインズ経済学、フリードマンを代表とする新古典派経済学を学習する。さらに株式市場や先物取引の仕組みを学ぶ。後半には、経済データを使って、日本と太平洋地域の国々がどのような経済関係を構築しているのかを学習する。
授業の進め方・方法:
授業中に配布するプリントをもとに黒板を使って講義する。プリントは学生に輪読させることもある。授業の終わりごろに学生からの質問・意見の時間も設定する。
注意点:
総合評価の点数、中間と期末の平均点が60点を満たない場合には再評価の試験を行うことがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・経済学について 経済学を大きく分類してキーワードを使って説明できる。
2週 古典派の理論1 アダムスミスの基本的な理論をキーワードを使って説明できる。
3週 古典派の理論2 リカードの基本的な理論を表を用いて説明できる。
4週 マルクスの理論1 商品・貨幣・資本の理論をキーワードを使って説明できる。
5週 マルクスの理論2 マルクスによる資本増殖の運動について説明できる。
6週 株式会社と現代社会1 株式の基本的な知識を習得し、説明できる。
7週 株式会社と現代社会2 株式売買のシミュレーションにより株価の動向について検証する。また日本の株式の所有状況について、端的に説明できる。
8週 中間試験 到達目標の達成度を確認する。
2ndQ
9週 ケインズの理論1 有効需要の原理について説明できる。
10週 ケインズの理論2 乗数理論について説明できる。
11週 新古典派の理論 自然失業率仮設について説目できる。
12週 先物市場と現代社会 先物取引の成立と仕組みについて説明できる。
13週 日本と太平洋諸国1 日本とアメリカ・オーストラリアとの経済関係について説明できる。
14週 日本と太平洋諸国2 日本と中国等との経済関係について説明できる。
15週 日本と太平洋諸国3 日本と韓国等との経済関係について説明できる。
16週 定期試験の解説 定期試験の問題を再確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力600000060
分野横断的能力0000000