総合実習II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合実習II
科目番号 0235 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない
担当教員 宮本 弘之,豊浦 茂,木場 信一郎,小田 明範,古嶋 薫,田中 禎一,毛利 存,井山 裕文,田中 裕一,湯治 準一郎,村山 浩一,山下 徹,西村 壮平,西 雅俊,柿ヶ原 拓哉,松谷 祐希

到達目標

1.各専門の研究室で企画された枠組みの中で,その目的を考え,具体的なアイデアとしてまとめることができる.
2.企画の実現に必要な資料や情報を集め,それを整理分析して,発想や製作に結び付けられる.
3.アイデアを具体的に実現するための過程を考え,期限等の制約の中で,実施計画が立てられる.
4.作成する製品を具体的にイメージし,それを伝えるためのスケッチや図などに表現できる.
5.製作に必要な機材や道具を調べて部品等を発注するなど,製作の準備ができる.
6.与えられた条件の中で,実際の製作に取り組み,製品等を組み上げることができる.
7.製作した製品についてテストを行い,性能等を検討して,目的にそった改良に取り組める.
8.作成した製品について,その特徴や性能を資料等にまとめ,説明することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(研究テーマによる)(研究テーマによる)(研究テーマによる)

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3-4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本演習科目は,4年前期までに修得した機械や電気に関する知識と体験をもとに,企画・設計・製図・製作等の「モノづくり」のプロセスを経験し,実際の部品や製品の製作に係わる技術的な問題の解決など,エンジニアとして必要な総合力の養成を目指す.本校のカリキュラムでは,エンジニア養成において重要である総合的な問題発見・解決能力、設計能力をトレーニングする科目である.
授業の進め方・方法:
本演習で,学生は材料・加工,熱・流体,電気・制御の分野に別れて,各研究室に2~3名ずつの配属となる.指導教員と密接に打ち合わせしながら課題を各自が決定し,それに関するセミナーに取り組むこととなる.最終的にはエンジニアとして必要な総合力養成の基本的な知識の修得を目標とする.
評価点は,各指導教員による総合実習評価点(70%)と総合実習発表会点(30%)で評価する.
注意点:
授業の空き時間や放課後を有効に使い,指導教員との緊密な議論のなかで自主的に総合実習を進めること.
教科書類だけでなく関係論文等の資料にも目を通し,演習テーマに対する最新の情報を得ること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 研究室配属確認、ガイダンス等 (研究テーマによる:以降同)
2週 (研究テーマによる:以降同)
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3後1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3後1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3後1
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3後1
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3後1
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後1
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3後1
複数の情報を整理・構造化できる。3後1
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3後1
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3後1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3後1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後1
目標の実現に向けて計画ができる。3後1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3後1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3後1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3後1
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後1

評価割合

実習内容評価発表評価合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力000
分野横断的能力7030100