到達目標
1.建築社会デザイン工学科の専門工学の概要を理解することが出来る。
2.建設分野の技術の歴史から日常生活・社会との関連性を理解することが出来る。
3.与えられた課題に取り組み,工夫して学習し、学習成果をまとめることが出来る。
4.上記1~3に対する取り組みを通して、高専生活での目標や将来のビジョンについて述べることが出来る。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
建築社会デザイン工学科の専門工学の概要を説明できる | 建築社会デザイン工学科の専門工学の概要を幅広い視点から説明できる | 建築社会デザイン工学科の専門工学の概要を説明できる。 | 建築社会デザイン工学科の専門工学の概要を説明できない。 |
建設分野の技術と社会との関連性を説明できる。 | 建設分野の技術と社会との関連性を説明できる。具体的な事例なども示すことができる。 | 建設分野の技術と社会との関連性を説明できる。 | 建設分野の技術と社会との関連性を説明できない。 |
与えられた課題に取り組み,工夫して学習し、学習成果をまとめることができる。 | 与えられた課題への取り組みに加え、自ら関心を持ったことを調べ,工夫して学習し、学習成果をまとめることができる。 | 与えられた課題に取り組み,工夫して学習し、学習成果をまとめることができる。 | 与えられた課題に取り組み,工夫して学習し、学習成果をまとめることができない。 |
高専生活での目標や将来のビジョンについて述べることができる。 | 高専生活での目標や将来のビジョンについて述べることができ、その実現の向けた具体的な行動計画まで考えることができる。 | 高専生活での目標や将来のビジョンについて述べることができる。 | 高専生活での目標や将来のビジョンについて述べることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目は,高専に入学してきた1年生に対して,これからの専門に関する学習に対する動機付けを行なう科目である。
前半では、本学科に関わる専門分野の概要について説明を行い、専門分野と社会との関わりについて学ぶ。
後半は、専門分野と社会との関わりについて各自でテーマ を設定し、調べたものをまとめて発表する。
調べ学習と発表を聞くことで、広い視点で建設分野を知り、自らの将来につながる学びのきっかけとする。
授業の進め方・方法:
前半:複数の教員による講義形式(またはグループワーク)で授業を行う。講義形式 (1分野 40 分) で専門分野の概要と社会との関わりについて考える。
単なる、暗記や知識ではなく各分野の課題、展開、社会情勢との関係、問題提起するので、 後半のテーマへのヒントとしてほしい。
後半:5名程度のグループを構成し、各グループで設定したテーマについて調べ学習を行う。専門の先生の協力を得ながら、まとめたものを発表する。
ポスターセッションまたはプレゼンテーションによる発表する。
注意点:
本科目は,専門分野でこれから学ぶ内容を知り、それらが社会でどう役立てられているか知るための科目です。
5年間の学びや進路について考えるきっかけを与えることを目指しています。ただ聞くのではなく疑問点については自発的に調べ,自分の知識・興味をふくらませて下さい。
課題には積極的かつ主体的に取り組んで下さい。疑問がある場合は、積極的に教員に質問して下さい。
なお、成果物(ノート、発表等)については,提出が遅れた場合は減点対象としますので注意してください
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・建築社会デザイン工学科について / 01 測量 |
所属学科の工学分野および専門科目について概要を説明できる。
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2週 |
専門分野の概要 02 設計・建築史 / 03 建築計画・法規 |
建設分野が様々な技術によって支えられていることを理解できる。 建設分野と社会とのつながりを理解できる。
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3週 |
専門分野の概要 04 都市計画 / 05 情報処理 |
建設分野が様々な技術によって支えられていることを理解できる。 建設分野と社会とのつながりを理解できる。
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4週 |
専門分野の概要 06 建設材料 / 07 建築構法・施工 |
建設分野が様々な技術によって支えられていることを理解できる。 建設分野と社会とのつながりを理解できる。
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5週 |
専門分野の概要 08 構造力学 / 09 都市構造・防災 |
建設分野が様々な技術によって支えられていることを理解できる。 建設分野と社会とのつながりを理解できる。
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6週 |
専門分野の概要 10 土質・実験 / 11 都市環境・水理 |
建設分野が様々な技術によって支えられていることを理解できる。 建設分野と社会とのつながりを理解できる。
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7週 |
見学 |
実際に構造物を見学を通して、つくるからつかうまでの一連の流れから、建設分野ではたらくことのイメージができ、建設分野と社会との関連を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
★試験(30%)とノート(20%) で評価
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2ndQ |
9週 |
試験返却 、前半の振り返り 、後半ガイダンス |
中間試験の解説、前半の講義内容を振り返り、後半の調べ学習のテーマについて考える。
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10週 |
研究のススメ(研究リテラシー) |
研究上の注意(情報倫理、技術者倫理、論文の書き方など)を理解できる。
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11週 |
調べ学習(情報の収集) |
研究上の注意を遵守し、設定したテーマに関する情報を収集できる。
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12週 |
調べ学習(情報の整理) |
研究上の注意を遵守し、設定したテーマに関する情報を整理できる。
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13週 |
まとめ作業(発表資料の作成) |
研究上の注意を遵守し、設定したテーマに関する情報をまとめることができる。
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14週 |
発表会 |
研究上の注意を遵守し、設定したテーマに関して発表できる。 ★発表会(30%)で評価
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15週 |
キャリアデザイン ~理想 とする建設技術者像 を目指して~ |
5年間の高専生活の計画、マイルストーンを考えることができる。
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16週 |
建築社会デザイン工学概論を通して |
この科目を通して学んだことを振り返り、自らの成長について確認することができる。 ★振り返り(20%) で評価。
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評価割合
| 試験 | ノート | 発表 | 振り返り | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 20 | 30 | 20 | 100 |
専門的能力 | 30 | 20 | 30 | 20 | 100 |