情報基礎

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報基礎
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「情報リテラシー教科書 -Windows10/Office2016対応版-」 矢野文彦著 オーム社
担当教員 村田 美友紀,米沢 徹也

到達目標

1. タッチタイピングで1分間に100文字以上の入力ができる.
2. コンピュータの基本構成について説明でき,コンピューターの基本操作ができる.
3. 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる
4. ワープロソフトWordを用いた簡単な文章が作成できる.
5. プレゼンテーションソフトPowerPointを用いて資料作成ができる.
6. 表計算ソフトExcelを用いて表やグラフの作成,および簡単なデータ集計ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
タッチタイピングで1分間に100文字以上の入力ができる.全6回のすべてのタイピングテストで1分間に100文字以上の入力ができ,その平均が125文字以上である.全6回のすべてのタイピングテストで1分間に100文字以上の入力ができ,その平均が113文字以上である.全6回のいずれかのタイピングテストで1分間に100文字以上の入力をすることができない.
コンピュータの基本構成について説明でき,基本操作ができる.コンピュータの基本構成について説明でき,基本操作ができる.コンピュータの基本構成について説明でき,基本操作ができる.コンピュータの基本構成について説明できない,もしくは基本操作ができない.
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる.論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる.論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる.論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができない.
ワープロソフトWordを用いて簡単な文章が作成できる.すべての課題が提出でき,ワープロソフトWordを用いて,文章が指示どおりに作成できる.すべての課題が提出でき,ワープロソフトWordを用いて簡単な文章が作成できる.すべての課題が提出できない,もしくはワープロソフトWordを用いて文章が作成できない.
プレゼンテーションソフトPowerPointを用いて資料作成ができる.すべての課題が提出でき,報告する内容に合わせて,プレゼンテーションソフトPowerPointを用いて資料作成ができる.すべての課題が提出でき,プレゼンテーションソフトPowerPointを用いて資料作成ができる.すべての課題が提出できない,もしくはプレゼンテーションソフトPowerPointを用いて資料作成ができない.
表計算ソフトExcelを用いて表やグラフの作成,および簡単なデータ集計ができる.表計算ソフトExcelを用いて表やグラフの作成,および簡単なデータ集計が指示どおりにできる.表計算ソフトExcelを用いて表やグラフの作成,および簡単なデータ集計ができる.すべての課題が提出できない,もしくは表計算ソフトExcelを用いて表やグラフの作成,および簡単なデータ集計ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本校における教育活動において,実験レポート作成や学習成果発表は重要である.本科目では,これらの活動を行うための有効なツールであるコンピューターの仕組みや論理演算などコンピューター工学の基礎を学習する.また,世界中で広く利用されているMicrosoft Office アプリケーションを用いて,文書作成や表計算,プレゼンテーションの基本的操作を学ぶ.
授業の進め方・方法:
 コンピューターの動作を確認するため,実際に操作しながら授業を進める.また,多くの演習問題を取り入れ,コンピューター操作の習得を目指す.
 授業の内容で分からないところは質問するなど不十分なままにしない.教えられたことをただ操作するのではなく,なぜそうする?こうしたらどうなる?と考えながら演習に取り組むことが重要である.授業のときだけでなく,課外や家庭学習においても文書作成,表計算などさまざまな場面でコンピューターを利用することが本科目の理解につながる.
注意点:
 コンピューターは,将来技術者として社会にでていく皆さんにとって,欠かすことのできない道具です.道具を使いこなすようになるためには,実際に使ってみて操作に慣れ,道具のくせを知ることが必要です.この授業だけでなく高専での教育活動や課外活動のなかで,どんどんコンピューターを使っていきましょう.
 質問や相談は,直接,あるいはメールで随時受け付けます.また教員室前に所在を示し,在室時間等も掲示しておくので活用してください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,タイピング 演習室システムを適切に利用できる
2週 コンピュータの基本操作,タイピング
Word:基本操作
コンピュータの基本的な操作ができ,コンピュータの基本構成について説明できる.
基本的なWordの操作ができる.
3週 コンピュータの仕組みと実際の様々なコンピュータ タイピングテスト(1) コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
4週 進数変換の仕組み,論理演算,論理回路
Word:文字の書式設定
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。
Word:文字の書式設定
5週 Word:ページやレイアウトの設定,図表の挿入 Word文書内で用紙のレイアウトの設定,表,図,写真が追加できる.
6週 PowerPoint:スライドの作成 PowerPointを使ってスライドの作成ができる.
7週 PowerPoint:スライドの提示 PowerPointを使ってスライドの提示ができる.
8週 Excel:基本操作,タイピングテスト(2) セルの入力やコピー,書式設定など基本的なExcelの操作ができる.
2ndQ
9週 Excel:計算と関数 数式や関数を使って計算ができる.

10週 Excel:セルの参照方式 セルの参照方式の違いを説明でき,適切に利用することができる.
11週 Excel:関数の利用 関数(SUM, AVERAGE,COUNT)を使って計算ができる.
12週 Excel: IF関数 IF関数を利用できる
13週 Excel: グラフの利用1 グラフを作成できる.
14週 Excel: グラフの利用2 少し高度なグラフを作成でき,Wordへの貼り付けができる
15週 総合演習,タイピングテスト(3) 総合演習
16週 前期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。1前4
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2前3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1前6
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1前6
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1前6
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1前7
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。1前14
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。1前14
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。1前14

評価割合

試験課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000