1. VBAを用いた表計算処理プログラムを作成することができる.
2. 数値積分について理解し,VBAプログラムを作成することができる.
3. 最小2乗法について理解し,VBAプログラムを作成することができる.
4. 連立方程式の数値解析について理解し、VBAプログラムを作成することができる.
5. 代数方程式の数値解析について理解し、VBAプログラムを作成することができる.
概要:
本科目では,コンピュータを用いた情報処理およびプログラミングによる問題解析手法の基礎について,その理論的な背景・アルゴリズムを含めて学ぶ科目である.土木・建築系技術者に必要となる数値計算・数値解析などの実例を取り上げ,その理論(アルゴリズム)の理解およびプログラミング能力の向上を目指す.
授業の進め方・方法:
本科目では,基礎的な数値計算手法の基礎およびアルゴリズム,その注意点とプログラムへの実装方法を学習する.具体的には,数値積分・基礎的な回帰分析手法として最小2乗法を習得する.後半では,コンピュータを用いた数値計算の基礎として,連立方程式および代数方程式について学習する.それぞれVBA等のプログラミング言語を用いたプログラミング演習を行うことで手法の理解を深めるとともに,コンピュータによる問題解析能力の向上を図る.
なお、プログラミングは技術の習得差の激しい分野です。上級者にはPythonというプログラミング言語による解説と演習問題を用意しますので、チャレンジしてみてください。
注意点:
*プログラミング・アルゴリズムに慣れることがまず大事です.
*空き時間を見つけて,とにかく書いて・実行してみてください.デバッグ(ミスの発見)方法の習得が上達への近道です.
*疑問点があるときはどんどん遠慮せずに質問して欲しい.
*授業の前後・メール・来室など空いている時間はいつでも対応します.
*授業では毎回出席カードを配布します。分かったことや質問事項や気になったことを記載してください。講義の最後に回収し、記載のある出席カードの回収をもって出席とみなします。回収時にはノートに割印を押しますので、ノートを持参してください。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 簡単な連立方程式を解くことができる。 | 3 | 後11,後12 |
通る点や傾きから直線の方程式を求めることができる。 | 2 | 後7,後8 |
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。 | 3 | 後11,後12 |
行列の和・差・数との積の計算ができる。 | 3 | 後11,後12 |
行列の積の計算ができる。 | 3 | 後11,後12 |
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。 | 3 | 後11,後12 |
工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 数値計算の基礎が理解できる | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後11,後12,後13,後14 |
データの型とデータ構造が理解できる | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後8,後12,後14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後5,後6,後8,後12,後14 |
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後5,後6,後8,後12,後14 |