到達目標
1.製図用具を適切に使用し、手書きにより丁寧に作図できる。
2.図面の種類、製図規約、製図記号を覚え、活用できる。
3.平面図、断面図、立面図の記載内容を正確に描くことができる。
4.木造の特徴、構造を理解して、木造の図面を作図できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 製図用具を適切に使用し、手書きにより丁寧に作図できる。 | 製図用具を使用し、手書きにより作図できる。 | 製図用具を使用した手書きの作図ができない。 |
評価項目2 | 図面の種類、製図規約、製図記号を覚え、活用できる。
| 図面の種類、製図規約、製図記号を覚えることができる。
| 図面の種類、製図規約、製図記号を覚えることができない。 |
評価項目3 | 平面図、断面図、立面図の記載内容を正確に描くことができる。 | 平面図、断面図、立面図の記載内容をおおよそ描くことができる。 | 平面図、断面図、立面図の記載内容に対する理解が不足し、描くことができない。 |
評価項目4 | 木造の特徴、構造を理解して、木造の図面を作図できる。 | 木造の図面を作図できる。 | 木造の特徴、構造を理解できず、木造の図面を作図できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
5年間の設計科目の導入科目である。設計への動機づけと、設計に必要な製図の知識と技術の基礎を習得する。
具体的には①図面の種類・役割、製図用具の使用方法、作図練習、製図規約・製図記号、②木造住宅の仕組みと図面模写、木造住宅の事例学習、を実施する。
授業の進め方・方法:
・毎回、目標を掲げる。
・はじめに当日の演習に関係する講義。設計への関心向上とリアリティに重点を置きつつ、教科書、配布プリント、プロジェクター、現物を使用して行う。
・それから演習。巡回しながら指導にあたる。質問大歓迎。
・演習の成果の自己点検・相互点検を実施。
・立体的な発想や表現を練習するチャレンジ課題を出す。
注意点:
・入学時のやる気をより高めていける授業を行います。一緒に良い授業を作りましょう。
・演習科目を通じて、自分の癖(遅いけど丁寧、早いけど雑など)を知りましょう。その癖に応じてどんな取組み方が必要かを自分で考えましょう。
・理解できないとか、頭で考えてばかりで手が動かせないというときは、早めに相談してください。それを乗り越えることが大事です。
・締切を守ることがとても大切です。プレッシャーに弱くてもプレッシャーに少しずつ慣れましょう。締切を過ぎると60点満点での評価になります。
・実際の建物や建築系雑誌などで、いい事例を見ましょう。このデザインを今度使ってみようと、考えながら見ましょう。
〇自学について
(事前学習)
・事前配布する資料(webclass)に目を通す。
(事後学習)
・配布資料を使い要点まとめ。単元ごとに配布する確認クイズ(webclass)で理解度をチェック。
・1回のテストにあわせて、深く理解する学習を。
・次回の授業までに模写の遅れを取り戻しておく。
・事例紹介の動画を配布する場合があるので、その場合は視聴。
・2回のチャレンジ課題もがんばりましょう。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、図面の種類と役割 |
図面の種類・役割を理解する。
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2週 |
製図規約・製図記号 木造軸組み工法の仕組みと図面 |
規約(表題欄、線種、文字、縮尺、寸法、製図記号、配置)を理解し、実践できる。
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3週 |
製図用具の使用方法と作図練習 |
製図用具の使用方法を理解、作図できる。
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4週 |
配置図・平面図のポイント、模写 |
木造の平面図の記載内容を理解し正確に描くことができる。製図用具を適切に使用し丁寧に作図できる。
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5週 |
平面図の模写 |
同上
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6週 |
平面図の模写 |
同上
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7週 |
平面図の模写、自己点検、事例 |
同上
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8週 |
(前期中間試験) |
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2ndQ |
9週 |
断面図のポイント、模写 |
木造の断面図の記載内容を理解し正確に描くことができる。製図用具を適切に使用し丁寧に作図できる。
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10週 |
断面図の模写 |
同上
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11週 |
断面図の模写 |
同上
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12週 |
立面図のポイント、模写 |
木造の立面図の記載内容を理解し正確に描くことができる。製図用具を適切に使用し丁寧に作図できる。
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13週 |
立面図の模写 |
同上
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14週 |
立面図の模写 |
同上
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15週 |
(前期定期試験:実施しない) |
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16週 |
自己点検・相互点検、事例、面積計算、添景の練習 |
木造の図面を理解する。面積計算の方法を理解する。添景を描くことができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | 線種、文字、図面内容、図法を説明できる。 | 3 | 前2 |
建築系分野 | 設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
建築の各種図面と図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 3 | 前1,前2,前4,前9,前12 |
建築製図通則に基づき、製図記号を判別、適用できる。 | 3 | 前2 |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 模写 | チャレンジ課題 | | | | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 60 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 30 | 60 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |