到達目標
1. 地学の内容(天体,固体地球,大気)が理解できる。
2. 生物の内容(生物の多様性と共通性、地球上の植生、生態系、人間活動と地球環境の保全)が理解できる。
3. 化学の内容(物質の成分、金属結合と金属の結晶、原子量・分子量・式量と物質量、中和、電気分解)が理解できる。
4. 物理の内容(速度,加速度,落下運動)が理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
地学の内容(天体,固体地球,大気)が理解できる。
| 授業で学んだ地学の内容について,応用的な問いにも正確に答えることができる。 | 授業で学んだ地学の内容について,基本的な問いに答えることができる。 | 授業で学んだ地学の内容について,基本的な問いに答えることができない。 |
評価項目2
生物の内容(生物の多様性と共通性、地球上の植生、生態系、人間活動と地球環境の保全)が理解できる。
| 授業で学んだ生物の内容について,応用的な問いにも正確に答えることができる。 | 授業で学んだ生物の内容について,基本的な問いに答えることができる。 | 授業で学んだ生物の内容について,基本的な問いに答えることができない。 |
評価項目3
化学の内容(物質の成分、金属結合と金属の結晶、原子量・分子量・式量と物質量、中和、電気分解)が理解
できる。
| 授業で学んだ化学の内容について,応用的な問いにも正確に答えることができる。 | 授業で学んだ化学の内容について,基本的な問いに答えることができる。 | 授業で学んだ化学の内容について,基本的な問いに答えることができない。 |
評価項目4
物理の内容(速度,加速度,落下運動)が理解できる。 | 授業で学んだ物理の内容について,応用的な問いにも正確に答えることができる。 | 授業で学んだ化物理の内容について,基本的な問いに答えることができる。 | 授業で学んだ物理の内容について,基本的な問いに答えることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地学の分野では,太陽系,地球の内部構造,地球の熱収支,気象,を学習する。
生物の分野では、モデルコアカリキュラムの内容に沿って、生物の多様性と共通性から人間活動と地球環境の保全まで全て実施する。
化学の分野では、同時に開講している化学の内容について数テーマの実験を行う。(1)混合物の分離の実験として「再結晶の実験」、(2)金属の結晶の様子を知るための「金属の結晶格子の模型の製作」、(3)アボガドロ定数とは何か、理解を深めるための「アボガドロ定数の測定実験」、(4)中和滴定の理解と計算練習のための「中和滴定の実験」、(5)電気分解反応の理解とファラデー定数の理解のための「ファラデー定数を求める実験」を行う。
物理の分野では,物体の運動について学び,重力加速度について実験を行う。
授業の進め方・方法:
地学の分野は講義形式で行う。太陽系,地球の内部構造,地球の熱収支,気象,について学習する。
生物の分野では、生物の多様性と共通性、地球上の植生、生態系、人間活動と地球環境の保全について学習する。
化学の分野では、再結晶の実験、金属の結晶格子の模型の製作、アボガドロ定数の測定実験、中和滴定の実験、ファラデー定数を求める実験を行う。
物理の分野は,速度,加速度,について学び,重力加速度の測定を行う。
注意点:
前期の地学,生物は,合同で実施し,講義中心の授業となる。
後期の化学,物理は,クラスごとに実施し,実験を含んだ授業となる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
太陽系の天体 |
太陽系の天体について理解し,説明することができる。
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2週 |
地球の誕生 |
地球の誕生について理解し,説明することができる。
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3週 |
地球の構造 |
地球の構造について理解し,説明することができる。
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4週 |
プレートテクトニクス |
プレートテクトニクスについて理解し,説明することができる。
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5週 |
火山と地震 |
火山と地震について理解し,説明することができる。
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6週 |
地球の熱収支 |
地球の熱収支について理解し,説明することができる。
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7週 |
大気と海水の運動 |
大気と海洋の運動ついて理解し,説明することができる。
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8週 |
中間試験 |
これまでの内容を理解し説明できる。
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2ndQ |
9週 |
生物の多様性と共通性 |
地球上の生物の多様性について説明できる。生物の共通性と進化の関係について説明できる。生物に共通する性質について説明できる。
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10週 |
地球上の植生 |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。
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11週 |
地球上の植生 |
世界のバイオームとその分布について説明できる。日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。
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12週 |
生態系 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。生態ピラミッドについて説明できる。
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13週 |
生態系 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。
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14週 |
人間活動と地球環境の保全 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。有害物質の生物濃縮について説明できる。
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15週 |
人間活動と地球環境の保全 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。
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16週 |
期末試験 |
これまでの内容を理解し説明できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
実験の基礎知識および操作方法について学ぶ |
実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。測定と測定値の取り扱いができる。有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。ガラス器具の取り扱いができる。基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。試薬の調製ができる。
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2週 |
再結晶の実験 |
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。
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3週 |
金属の結晶格子の模型の製作 |
金属の結晶格子の内容が理解し説明できる。
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4週 |
アボガドロ定数の測定実験 |
アボガドロ定数について理解し説明できる。
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5週 |
中和滴定の実験 |
中和滴定について理解し説明できる。
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6週 |
電気分解 |
電気分解について説明できる。
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7週 |
ファラデー定数の測定実験 |
ファラデー定数について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
これまでの内容を理解し説明できる。
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4thQ |
9週 |
速さと速度 |
速度がベクトル量であることを理解し,説明できる。
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10週 |
合成速度と相対速度 |
合成速度と相対速度について理解し,説明できる。
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11週 |
加速度 |
加速度について理解し,説明できる。
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12週 |
等加速度運動 |
等加速度運動がどのような運動であるか理解し,説明できる。
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13週 |
重力加速度 |
重力加速度に着いて理解し,説明できる。
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14週 |
落下運動 |
いくつかの落下運動の例を理解し,説明できる。
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15週 |
重力加速度の測定 |
重力加速度の測定方法と実験結果について,理解し説明できる。
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16週 |
期末試験 |
これまでの内容を理解し説明できる。
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評価割合
| 試験 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 30 | 60 |
専門的能力 | 20 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 20 |