概要:
「リベラルアーツ」関連科目においては、答えが与えられていない問いに対して、新たな解を探求する力を育成する。そのためには、アカデミックスキルやジェネリックスキルに関する知識を有している必要があり、また、必要な情報を組み合わせて利活用する能力、ものごとを分析して論理的・批判的に考察する能力、解を得る過程や解を共有する際に必要な表現力・協働力・コミュニケーション力が求められる。これらの能力を開発し実践的に定着させていくために、当科目では様々な概念についての基礎的な理解を得たうえで、受講者同士で協同しながら異分野の知識を組み合わせて解を見出す体験学習を実施する。関連科目における位置づけとしては、「リベラルアーツ」上位科目を履修していくのに必要な態度を養うものである。
授業の進め方・方法:
複数の教員がオムニバス方式で行う。授業の内容とその方法は、各担当者のシラバスによって実施される。評価の方法は、「学習内容の振り返り」の時間に記入する振り返りシートの記入内容により評価する。また、授業中の取り組み状況を評価に加える場合もある。
注意点:
学生諸君の主体的な活動を前提とした科目です。難しく考えずに積極的な授業参加をお願いします。
■自主学習について
【事前学習】次回の活動内容についてあらかじめ確認を行い、提示された課題があれば授業までに取り組むこと。
【事後学習】授業の内容を踏まえて、得られた知見を活かせる場面を積極的に探し、活用すること。また、グループ活動においては次回までに必要な作業を分担して行うこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス:主体的学習に向けて |
自分のこれまでの学習態度について検証する。自分の行動や態度の特性を振り返る。
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2週 |
分野横断的能力(リテラシー,コンピテンシー)を理解する |
分野横断的能力(リテラシー,コンピテンシー)について理解し,自分の特性を踏まえて,今後の学習計画を立てる。
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3週 |
キャリアプランニングと分野横断的能力(1) |
中学校で作成した「キャリアパスポート」を振り返り、自分の経験のたな卸し・強み/弱みを確認する。
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4週 |
キャリアプランニングと分野横断的能力(2) |
これからの高専生活/その後の人生に向けて、「Purpose」を確認し、記述する。
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5週 |
エンジニアリングとアイデンティティ(1) |
「アイデンティティ」とは何か、「自己実現」を達成するには何が必要なのか、実際のエンジニアリングの現場における事例にふれながら考える。
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6週 |
エンジニアリングとアイデンティティ(2) |
「アイデンティティ」と「エンジニアリング」に関して、教員/学生間で対話をし、意見を共有しながら考えを深める。
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7週 |
考える技術(1)~様々な思考スキル・ツール~ |
考えるうえで必要になる様々なスキルやツールを知る。
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8週 |
学習内容の振り返りⅠ |
本時までの学習内容をまとめ,自分の取り組みを振り返る。
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2ndQ |
9週 |
考える技術(2)~スキル・ツールを実践してみる~ |
様々なスキルやツールを実際に使用して、考える訓練をする。
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10週 |
統計学入門(1) |
数字によって論理的に事象を捉える統計学の手法の基礎を 学ぶ。
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11週 |
統計学入門(2) |
統計学の手法の基礎を使って、ものごとを論理的に表現す ることを体験をする。
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12週 |
ICTスキル活用法(1)~情報モラル~ |
インターネットを利用するにあたって必要になる情報モラルについて、グループワーク・ディスカッションを通じて理解する。
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13週 |
ICTスキル活用法(2)~AI技術~ |
AI技術の概要について理解し、グループワークを通じてその有益な活用法等について考える。
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14週 |
ICTスキル活用法(3)~データセンタオンライン見学~ |
IT技術を支えるデータセンターをオンラインにて見学し、インターネット技術への理解を深める。
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15週 |
学習内容の振り返りⅡ |
当科目での学習内容をまとめ、自分の取り組みを振り返る。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・取得できる。 | 1 | |
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。 | 1 | |
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。 | 1 | |
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。 | 1 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。 | 1 | |
チームワークとリーダーシップ | チームワークとリーダーシップ | チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。 | 1 | |
情報収集・活用・発信力 | 情報収集・活用・発信力 | ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。 | 1 | |
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。 | 1 | |
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。 | 1 | |
思考力 | 思考力 | 情報や主張を批判的に検証できる。 | 1 | |
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。 | 1 | |
課題発見力・問題解決力 | 課題発見力・問題解決力 | 問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。 | 1 | |
基盤的資質・能力 | 主体性 | 主体性 | 自分が果たすべき役割や行動を実践できる。 | 1 | |
自己管理と責任ある行動 | 自己管理と責任ある行動 | 自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。 | 1 | |
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。 | 1 | |
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。 | 1 | |
キャリアデザイン | キャリアデザイン | 将来のキャリアについて計画を立てることができる。 | 1 | |
専門職(エンジニアなど)の業務内容について説明できる。 | 1 | |
様々な業種、職種、企業の社会的意義や責任について説明できる。 | 1 | |
継続的な学習と学びの目的 | 継続的な学習と学びの目的 | 学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。 | 1 | |
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。 | 1 | |