地域社会工学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 地域社会工学
科目番号 0027 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 プリントを配布
担当教員 齊藤 郁雄,渕田 邦彦,岩部 司,森山 学,上久保 祐志,橋本 淳也

到達目標

1.八代地域の特性を多面的に理解し、説明できる。
2.八代地域が抱える問題点を、具体的に指摘できる。
3.八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法による具体的な改善策を提案できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自ら収集した知識や情報も含めて、八代地域の特性を多面的に説明することができる。八代地域の特性をいくつかの観点から挙げることができる。八代地域の特性について、何も挙げることができない。
評価項目2自ら収集した知識や情報も含めて、八代地域が抱える問題点を、具体的に指摘することができる。八代地域が抱える問題点を、指摘することができる。八代地域が抱える問題点を、何も指摘することができない。
評価項目3八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法により、実現性が高く効果的な改善策を提案することができる。八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法により、何らかの改善策を提案することができる。八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法による改善策を提案することができない。

学科の到達目標項目との関係

本科到達目標 3-2 説明 閉じる
本科到達目標 3-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
八代地域の自然環境や社会環境についての体系的な講義を通して,地域の豊かさや抱えている課題について理解するとともに,問題点の整理や改善に向けた提案を通して,建設技術が果たすべき役割と可能性について考える。
授業の進め方・方法:
前半は八代地域の自然、地理、歴史、文化、産業、防災、まちづくり等の現状と課題についてオムニバス形式で講義を行う。後半は、幾つかのテーマに別れ、地域の問題点を整理し、建築や土木的手法による具体的な改善策を提案してもらう。
注意点:
配布プリントは整理して保管し、授業中は板書以外もノートにとること。新聞の地方欄を読み、地域の問題についての意識を高めること。
質問は随時受け付ける。来室の際は、教員室前の授業・会議スケジュールを参照すること。学外見学・調査に出る際は地域の方に迷惑にならないように心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、人口・産業・気象(齊藤) 八代市の人口・産業・気象等の現状を理解する。
2週 人口・産業・気象(齊藤) 八代市の人口・産業・気象等の現状を理解し、その特徴と問題点について考える。
3週 地形・地質(岩部) 八代市の地形・地質等の現状を理解し、その特徴と問題点について考える。
4週 地震・防災(渕田)
5週 河川・地下水・上下水道・ゴミ処理(上久保) 八代市が抱える水圏環境における諸問題を理解し,その課題解決方法について考える.
6週 海・環境保全活動(上久保) 八代市が抱える沿岸域における諸問題を理解し,その課題解決方法について考える.
7週 都市計画・交通(橋本) 八代市が抱える都市計画・交通における諸問題を理解し,その課題解決方法について考える.
8週 〔中間試験〕(ノート整理)
4thQ
9週 歴史・文化・まちづくり(森山)
10週 歴史・文化・まちづくり(森山)
11週 課題提示・班分け(防災:岩部・渕田,環境:齊藤・上久保,まちづくり:森山・橋本) 八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法により、何らかの改善策を提案する。
12週 グループ活動 八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法により、何らかの改善策を提案する。
13週 発表準備 八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法により、何らかの改善策を提案する。
14週 成果発表 八代地域が抱える問題点について、建築や土木工学的手法により、何らかの改善策を提案する。
15週 〔後期学年末試験〕(口頭試問)
16週 レポート返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2後1,後2,後11,後12,後13,後14
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。2後1,後2,後7,後11,後12,後13,後14
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。1後5,後6,後11,後12,後13,後14
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。1後11,後12,後13,後14
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。1後9,後10,後11,後12,後13,後14
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。1後11,後12,後13,後14
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。1後5,後6,後11,後12,後13,後14
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。1後9,後10,後11,後12,後13,後14
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。2後11,後12,後13,後14
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。1後11,後12,後13,後14
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画自然環境の保護・保全について理解している。1後5,後6,後11,後12,後13,後14

評価割合

レポート成果発表口頭試問合計
総合評価割合305020100
基礎的能力0000
専門的能力305020100
分野横断的能力0000