設計製図II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 設計製図II
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 はじめての建築製図(学芸出版社)、プリント/建築設計資料集成(日本建築学会編)、「新建築」、「a+u」、「住宅特集」(以上新建築社)、「GA JAPAN」(A.D.A.EDITA Tokyo)ほか
担当教員 勝野 幸司

到達目標

1.鉄筋コンクリート造のラーメン構造の基準寸法、構造を理解して設計できる。
2.設計課題に対し、周辺環境に配慮し、設計条件を踏まえた設計ができる。
3.動線・ゾーニング、多様な利用者の想定といった小規模施設のポイントを押さえた計画ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1鉄筋コンクリート造のラーメン構造の基準寸法、構造を理解して設計できる。鉄筋コンクリート造のラーメン構造の基準寸法、構造を部分的に理解して設計できる。鉄筋コンクリート造のラーメン構造の基準寸法、構造を設計できない。
評価項目2設計課題に対し、周辺環境に配慮し、設計条件を踏まえた優れた設計ができる。設計課題に対し、周辺環境に配慮し、設計条件を踏まえた設計が概ねできる。鉄筋コンクリート造の設計課題に対し、設計条件を踏まえた設計ができない。
評価項目3多様な利用者に対応可能な施設を、優れた動線計画とゾーニングに基づき設計ができる。多様な利用者に対応可能な施設を、動線計画とゾーニングに基づき設計ができる。理にかなったゾーニングと動線計画を設計により表すことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
設計製図Ⅰで修得した鉄筋コンクリート造建築物の製図表現ならびに透視図法による建築の表現を用いて、設計課題に取り組む。
授業の進め方・方法:
設計課題においては、与えられた課題に対して各自で取組み、教員は適宜チェックを行う。学生同士でも積極的に意見交換や問題箇所の指摘を行う。尚、各課題は締切を設定するので、これを厳守するために各自工程管理を行うこと(遅れ提出物の評価は通常評価×0.6とする)。
注意点:
・基礎製図(1年)は木造、2年はRCというふうにリセットせず、同じ製図という意識で1年の復習をしながら新しいことを学ぶという心がけをもつこと。
・設計は教科書が全てではないので、臨機応変に情報収集(調べる、聞く)するように心がけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス、設計課題説明 ・授業の到達目標、課題の趣旨(敷地条件等)を理解する。
・課題提出までのスケジュールを立案する。
2週 設計案の作成(エスキス) ・敷地条件と所用室の規模(面積)から敷地内および建築物のゾーニングを行う。
3週 設計案の作成(エスキス) ・おおよそのゾーニングをベースに、利用者の動線を関連づけるなどして平面計画を具体化させる。・平面図上で柱配置や設備の配置を検討する。・断面、立面の検討を開始する。
4週 設計案の作成(エスキス) ・各所用室の面積や仕様、各室の関係性を平面上でチェックしつつ、高さ方向については断面を図化することで案を具体化させる。
・柱配置を検討し、主要スパンなど寸法を具体化する。
・立面の素案を作成する。
5週 設計案の作成(エスキス) ・平面図および断面図で各室の寸法を具体化する。
・外構を具体化する。
・立面図を複数作成し、外観を具体化する。
・以上について、問題点の抽出→改善を繰り返す。
6週 設計案の作成(エスキス) ・平面図および断面図で各室の寸法を具体化する。
・外構を具体化する。
・立面図を複数作成し、外観を具体化する。
・以上について、問題点の抽出→改善を繰り返す。
7週 設計案の作成(エスキス) ・平面図および断面図で各室の寸法を具体化する。
・外構を具体化する。
・立面図を複数作成し、外観を具体化する。
・以上について、問題点の抽出→改善を繰り返す。
8週 設計案の作成(エスキス) ・平面図および断面図で各室の寸法を具体化する。
・外構を具体化する。
・立面図を複数作成し、外観を具体化する。
・以上について、問題点の抽出→改善を繰り返す。
4thQ
9週 製図 エスキスで作成した各図案を基に、作図を行う。
10週 製図 エスキスで作成した各図案を基に、作図を行う。
11週 製図 エスキスで作成した各図案を基に、作図を行う。
12週 製図 エスキスで作成した各図案を基に、作図を行う。
13週 模型製作 エスキスで作成した各図案を基に、模型製作とパースの作図を行う。
14週 模型製作 エスキスで作成した各図案を基に、模型製作とパースの作図を行う。
15週 模型製作 エスキスで作成した各図案を基に、模型製作とパースの作図を行う。
16週 返却等

評価割合

設計課題(図面)設計課題(模型)合計
総合評価割合80200100
中間提出物200020
最終提出物6020080