政治・経済

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0078 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『政治経済』(実教出版)。【参考書】佐々木毅『民主主義という不思議なしくみ』ちくまプリマ-新書。その他、授業で適宜紹介します。
担当教員 時松 雅史,遠山 隆淑

到達目標

「政治経済」では、日本の政治体制である現代のデモクラシーを支えるしくみを次にあげる諸点から、原理的に理解することを目的とする。具体的には、①現代デモクラシーを支える政治思想(三権分立や立憲主義、基本的人権など)、②現代デモクラシーを支える我が国の諸制度(選挙制度、内閣、国会など)、③現代デモクラシーを支える国際関係論(グローバル化、日米関係など)に分け説明していく。これらを通じて、日本においてデモクラシーが成立している諸要因を理解してほしい。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
政治経済の基礎的な語句(新聞の内容程度)について知識を得て試験で正確に答えることができる。政治経済の基礎的な語句(新聞の内容程度)について知識を得て試験で正確に説明できる。政治経済の基礎的な語句(新聞の内容程度)について知識を得て試験で答えることができる。政治経済の基礎的な語句(新聞の内容程度)について語彙を覚えていない。
現代デモクラシーの基本的な考え方について理解できる。現代デモクラシーの基本的な考え方について正確に説明できる。現代デモクラシーの基本的な考え方について知識を得て試験で答えることができる。現代デモクラシーの基本的な考え方に関する語彙を覚えていない。
現代デモクラシーの諸制度を理解する。現代デモクラシーの諸制度を正確に説明できる。現代デモクラシーの諸制度の知識を得て試験で答えることができる。現代デモクラシーの諸制度の語彙を覚えていない。
現代の日本を取り巻く国際情勢について理解できる。現代の日本を取り巻く国際情勢について正確に説明できる。現代の日本を取り巻く国際情勢について知識を得て試験で答えることができる。現代の日本を取り巻く国際情勢に関する語彙を覚えていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の我が国を取り巻く政治経済について、「現代日本の政治」のしくみの理解に重点を置きながら、特にデモクラシーが成立するための諸条件の理解をめざす。
授業の進め方・方法:
本講義では、配付プリントを中心に、教科書を補足的に使用しながら「講義」を進める。また、講義内容のより十全な理解のために、映画などの視聴覚資料を用いることもある。
注意点:
・中学校での「公民」の知識を「前提に」講義を進めるので復習しておくこと。
・配付のプリントに沿って講義を進めます。しかし、テストに出るのは、プリントに書かれているものだけではなく、口頭で伝えるものもありますので、講義のポイントや論理的な展開を押さえながら、きちんとメモをとること。
・試験対応という点では、知識の習得を問うものが8割程度を占めるため、講義で紹介された「言葉を覚える」ことが主要な作業になる。そのため、学習時間をしっかりと確保できている者ほど、高得点を獲得できる。試験直前に知識を無理矢理詰め込むことのないよように、早めに学習習慣を身に着けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 本講義の進め方、ねらい、プリントの使い方について理解する。
2週 視聴覚教材 現代デモクラシーの問題を指摘する視聴覚教材を視聴し、感想文を作成する。
3週 現代社会の特質①―大衆社会について 現代社会の特質を大衆社会という観点から理解する。
4週 現代社会の特質①―大衆社会について 現代社会の特質を大衆社会という観点から理解する。
5週 現代社会の特質②―格差社会について 現代社会の特質を大衆社会という観点から理解する。
6週 現代社会の特質②―格差社会について 立憲主義などデモクラシーを構成する基本的な諸原理について、その成立の歴史から理解する。
7週 デモクラシーの基本原理① デモクラシー体制の形成について、歴史的・思想的な観点から理解する。
8週 前期中間試験 これまでの講義内容の理解を問う。
2ndQ
9週 試験返却
・試験を返却し解説を行う。
10週 デモクラシーの基本原理① デモクラシー体制の形成について、歴史的・思想的な観点から理解する。
11週 デモクラシーの基本原理② デモクラシー体制のしくみについて、「法の支配」、「立憲主義」の観点から理解する。
12週 デモクラシーの基本原理② デモクラシー体制のしくみについて、「法の支配」、「立憲主義」の観点から理解する。
13週 視聴覚教材② 選挙に関する映画を視聴して、現代日本における選挙のあり方を理解する。
14週 視聴覚教材② 選挙に関する映画を視聴して、現代日本における選挙のあり方を理解する。感想文を作成する。
15週 選挙のしくみ 現代日本の選挙制度について、そのしくみや問題点を、デモクラシーの実践の観点から理解する。
16週 試験返却 試験を返却し解説を行う。
後期
3rdQ
1週 選挙のしくみ 現代日本の選挙制度について、そのしくみや問題点を、デモクラシーの実践の観点から理解する。
2週 選挙のしくみ 現代日本の選挙制度について、そのしくみや問題点を、デモクラシーの実践の観点から理解する。
3週 選挙のしくみ 現代日本の選挙制度について、そのしくみや問題点を、デモクラシーの実践の観点から理解する。
4週 政党について
政党の役割や区分、政党システムについて理解する。
5週 政党について 政党の役割や区分、政党システムについて理解する。
6週 戦後日本の政党政治史 政党に焦点を当てて、戦後日本の政治史を概観することを通じて、現在の日本の政治の対立軸を理解する。
7週 戦後日本の政党政治史 政党に焦点を当てて、戦後日本の政治史を概観することを通じて、現在の日本の政治の対立軸を理解する。
8週 後期中間試験 これまでの講義内容の理解を問う。
4thQ
9週 試験返却と解説 試験を返却し解説を行う。
10週 戦後日本の政党政治史 政党に焦点を当てて、戦後日本の政治史を概観することを通じて、現在の日本の政治の対立軸を理解する。
11週 戦後日本の政党政治史 政党に焦点を当てて、戦後日本の政治史を概観することを通じて、現在の日本の政治の対立軸を理解する。
12週 国際政治経済の歴史 第二次世界大戦後の国際政治経済について歴史的な視点から理解する。
13週 国際政治経済の歴史 第二次世界大戦後の国際政治経済について歴史的な視点から理解する。
14週 国際政治経済の歴史 第二次世界大戦後の国際政治経済について歴史的な視点から理解する。
15週 視聴覚教材 視聴覚教材を視聴し感想文を作成する。
16週 試験返却と解説 試験を返却し解説を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000