英語IVA

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語IVA
科目番号 0083 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「Score Booster for the TOEIC L&R Test Pre-Intermediate 」(金星堂)、「DUOセレクト:厳選英単語・熟語1600」(アイシーピー)
担当教員 岩下 いずみ

到達目標

1.実際に日常的に使われるレベルの英語を聞いてその概要を把握することができるようになる。
2.TOEIC受験に必要な基本的な語彙を使用することができるようになる。
3.実際に日常生活で使用されるレベルの文章を速読し、大意を把握することができる。
4.TOEICの問題演習を通じてその問題形式や解法に習熟し、TOEIC形式の問題を解くことができる。さらに、実際にTOEICを受験し、400点以上の取得を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
【聴解力向上に関する評価】日常的に使われるレベルの英語を聞いてその概要を把握することができるようになる。日常的に使われるレベルの英語を聞き、その概要が十分に理解できる。日常的に使われるレベルの英語を聞き、その概要が最低限理解できる。日常的に使われるレベルの英語を聞いても、その概要がほぼ理解できない。
【語彙力増強に関する評価】日常的に使用されるレベルの語彙を増強し使用することが出来る日常的に使用される語彙を十分に使用することができる。日常的に使用される語彙を最低限使用することができる。日常的に使用される語彙をほとんど理解することができない。
【速読速解に関する評価】日常的に使用されるレベルの英文を速読し、大意を把握することが出来る。日常的に使用されるレベルの英文を時間をかけずに読み、大意を十分に把握することができる。日常的に使用されるレベルの英文をある程度のスピートで読み、大意を最低限把握することができる。日常的に使用されるレベルの英文を時間をかけても読めず、大意もほとんど把握することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語ⅣAでは、言語コミュケーションを行う際の手段としての英語力を高めることを目的としている。そこで、外国語コミュニケーション力の指標となるTOEICに関する学習を行いながら、日常生活やビジネスシーン等において使用される英語力の向上に取り組む。
授業の進め方・方法:
TOEIC受験を視野に入れた英語トレーニングを行う。その際、基本的な文法事項の復習や語彙増強のための活動を随時取り入れる。
注意点:
評価方法及び総合評価: *目標項目は基本的に定期試験と小テストで確認し、授業中の活動や提出課題によっても確認する。*最終成績は定期試験を80%、課題と小テスト、及び言語活動の評価を20%として産出する。授業進度や学生の習熟度により算出割合を変更することがある。60点以上を合格とする。成績は、前期中間試験と前期期末試験を総合して算出する。なお、教員が必要と認めた時、再試験を実施する場合がある。
学習方法:それぞれの授業で、毎回教科書や副教材等から予習、復習箇所とその取り組み方を指示する。授業内容を有意義にするためにも十分な予習、復習を行った上で授業に臨むことが求められる。特にTOEICの得点アップのために、授業以外での語彙力増強やリスニング力向上、また学習事項定着のために、地道な自学を求める。 学生へのメッセージ:・英語の学習は、教室内の学習(授業)のみでは終わりません。図書館の本、インターネット、アプリなども利用しながら、自分に合う英語学習のやり方を見つけてみましょう。自分の興味のあるものと英語をつなげることで、英語が苦手な人も英語への意識が変わっていきやすくなりますよ。
・講義への質問や要望はメールでも受け付けるので随時活用すること。来室の場合は、授業や会議のスケジュールを掲示しているので、確認すること。・英語が苦手?勉強の仕方がわからない?大丈夫です!いつからでもやり直せるのが語学学習です。わからないことがあれば、ぜひ質問してください。
*評価に関する補足
前期中間評価の算出方法
(1) 授業出席10%
(2) 課題 (WebClass, CheckLink) 40%
(3) DUO小テストとRecovery Work 20%
(4) 自学ノート 20% 
(5) 音読テスト 10% 
・以上を前期中間分の成績として計算する。下記の「評価割合」は、前期末分の成績算出方法である。
・総合成績は、前期中間と前期末の成績を足して2で割った成績とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス TOEICの試験形式を理解し、今後の取り組みについて考える。
2週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 1 Travel 旅行での英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。可算名詞と不可算名詞の違いを認識できる。
3週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 1 Travel 旅行での英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。可算名詞と不可算名詞の違いを認識できる。
4週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 2 Dining Out 外食での英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。形容詞を適切に使用できる。
5週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 2 Dining Out 外食での英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。形容詞を適切に使用できる。
6週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 3 Media メディアの英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。副詞を適切に使用できる。
7週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 3 Media メディアの英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。副詞を適切に使用できる。
8週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 4 Entertainment 娯楽に関する英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。適切な時制を認識できる。
2ndQ
9週 前期中間試験
定着度をテストで確認し、定着できていない部分の強化を図る。
10週 前期中間試験返却および解説、Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 4 Entertainment 娯楽に関する英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。適切な時制を認識できる。
11週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 5 Purchasing 買い物に関する英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。主語と述語の一致を認識できる。
12週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 5 Purchasing 買い物に関する英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。主語と述語の一致を認識できる。
13週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 6 Clients 顧客とのやりとりに関する英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。適切な態を認識できる。
14週 Score Booster for the TOEIC L&R Test Intermediate Unit 6 Clients 顧客とのやりとりに関する英語表現を理解し基本的な英語表現ができるようにする。適切な態を認識できる。
15週 前期定期試験 定着度をテストで確認し、定着できていない部分の強化を図る。
16週 答案返却と解答解説 誤った部分を正しく理解し、今後の学習に備える。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験小テストや課題への取り組み合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000