国語IV

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 国語IV
科目番号 0086 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 配布プリント
担当教員 池田 翼

到達目標

①日本語及び日本文学に関する基礎的な知識を習得する。
②「読む技術・書く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得する。
③「話す技術・聞く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得する。
④「情報を正しく伝える」ことについて理解し、その能力を習得する。
⑤④までで習得した能力を、就職活動という直近の実践の場を想定しながら、
社会生活の中でいかに応用できるかを考え、実用に備える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①日本語及び日本文学に関する基礎的な知識を習得する。日本語及び日本文学に関する基礎的な知識を問う試験問題にて、80%以上を正答することができる。日本語及び日本文学に関する基礎的な知識を問う試験問題にて、60%以上を正答することができる。日本語及び日本文学に関する基礎的な知識を問う試験問題にて、60%未満の正答しかできない。
②「読む技術・書く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得する。「読む技術・書く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得しており、自ら表現できる。「読む技術・書く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得している。「読む技術・書く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得していない。
③「話す技術・聞く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得する。「話す技術・聞く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得しており、自ら表現できる。「話す技術・聞く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得している。「話す技術・聞く技術」に関わる基本的な知識・技術・能力を習得していない。

学科の到達目標項目との関係

本科到達目標 1-1 説明 閉じる
本科到達目標 4-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本語及び日本文学に関する基礎的な知識を固める。
また、日本語運用能力の基礎「読む・書く・話す・聞く」の各技術について、就職活動に必要な文書作成演習等を通じて向上させる。
授業の進め方・方法:
日本語及び日本文学に関する知識を問う演習とともに、国語表現に関する基本的かつ実践的な知識・技術・能力を身に着けるトレーニングを行う。
毎時の演習について事前に準備をし、演習後には要点を整理すること。
また、演習を通して学習した内容を授業時間以外の日常生活に積極的に応用し、能力の定着をはかること。
注意点:
授業への質問や要望は、メール・来室問わず随時受け付けます。
積極的に授業に参加することを通して、国語科に関する基礎知識と、社会人に求められるコミュニケーション能力の基礎を身に着けてください。また、楽しむことが良質なコミュニケーションを築く第一歩です。楽しんで演習に取り組んでください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 日本語運用能力テスト 日本語力について、現在の実力を把握する。
2週 読む技術・書く技術 手紙の書き方(1) 手紙の書き方について、基礎的な知識を身に着ける。
3週 読む技術・書く技術 手紙の書き方(2) 自ら工夫し、知識に基づいて手紙文を書くことができる。
4週 読む技術・書く技術 メールの書き方 メール文の書き方について、基礎的な知識を身に着け、自ら工夫し書くことができる。
5週 読む技術・書く技術 履歴書・エントリーシートの書き方(1) 履歴書・エントリーシートの書き方について、基礎的な方法を知る。
6週 読む技術・書く技術 履歴書・エントリーシートの書き方(2) 履歴書・エントリーシートを自ら工夫し書くことができる。また、受講者間で相互評価ができる。
7週 国語一般常識問題演習(1) これまで身に着けた知識を活用し、国語一般常識に関する問題を解くことができる。
8週 〔中間試験〕 文書の作成に関する知識を有し、実践的に書くことができる。また、国語一般常識に関する知識を有している。
2ndQ
9週 話す技術・聞く技術 グループ・ディスカッション(1) グループ・ディスカッションにおける基礎的な技法についての知識を身に着ける。
10週 話す技術・聞く技術 グループ・ディスカッション(2) グループ・ディスカッションを効果的に実践することができる。
11週 国語一般常識問題演習(2) これまで身に着けた知識を活用し、国語一般常識に関する問題を解くことができる。
12週 情報を正しく伝える 情報を正しく伝えるための技法を身に着ける。
13週 話す技術・聞く技術 1分間スピーチ(1) 情報を正しく伝えるための技法を活用し、自ら工夫し、口頭で効果的なスピーチを行うことができる。また、スピーチについて相互評価ができる。
14週 話す技術・聞く技術 1分間スピーチ(2) 情報を正しく伝えるための技法を活用し、自ら工夫し、口頭で効果的なスピーチを行うことができる。また、スピーチについて相互評価ができる。
15週 国語一般常識問題演習(3) これまで身に着けた知識を活用し、国語一般常識に関する問題を解くことができる。
16週 〔前期末試験〕 グループディスカッションの技法や、情報を正しく伝えるための技法について説明できる。また、国語一般常識に関する知識を有している。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3前1,前7,前8,前11,前15,前16
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前12,前13,前14,前16
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3前6,前8,前9,前10,前13,前14,前16
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3前6,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前16
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3前3,前4,前6,前8,前13,前14,前16

評価割合

試験課題・発表合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000