建築史Ⅱ

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築史Ⅱ
科目番号 0111 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 森山 学

到達目標

1.西洋近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解でき、説明できる。
2.日本近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解でき、説明できる。
3.近世の民家・町家について理解でき、説明できる。
4.実測調査の方法を理解し、活用できる。
5.歴史的建造物の保存と再生の考え方を理解でき、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解でき、説明できる。西洋近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解できる。西洋近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解できない。
評価項目2日本近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解でき、説明できる。日本近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解できる。日本近代建築の思想、計画、空間、形態・意匠について理解できない。
評価項目3近世の民家・町家について理解でき、説明できる。近世の民家・町家について理解できる。近世の民家・町家について理解できない。
評価項目4実測調査の方法を理解し、活用できる。実測調査の方法を理解できる。実測調査の方法を理解できない。
評価項目5歴史的建造物の保存と再生の考え方を理解でき、説明できる。歴史的建造物の保存と再生の考え方を理解できる。歴史的建造物の保存と再生の考え方を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 3-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築史Ⅰで学んだ建築史の基礎知識にもとづき、日本と西洋の近代建築、近世の民家・町家、歴史的建造物の実測調査、保存と再生の理論を学ぶ。この授業の成果も踏まえて、地域の暮らし・文化・歴史に寄りそう真摯な建築を心がける技術者、歴史的建造物を調査、評価し、保存・活用を実現できる技術者になることを期待する。
授業の進め方・方法:
・講義、現地調査、演習を実施する。
・学習内容をレジュメで確認したうえで、プロジェクターを使って講義する。
・3回の課題と2回のテストを実施する。
・現地調査では、講義では十分に触れられない部分を解説し、歴史的建造物を深く理解させる。
注意点:
・演習では、積極的に取り組みましょう。
・学外では地域の方に迷惑となる行動は慎みましょう。
・民家・町家は身近なもので、近代建築は現代に通じるものなので、自ら関心をもって身近な事例や書籍に触れ、学んだ知識や考え方を活用しましょう。
〇自学について
(事前学習)
・事前配布する資料(webclass)に目を通す。
(事後学習)
・配布資料を使い要点まとめ。授業後に配布する確認クイズ(webclass)で理解度をチェック。
・課題とテストにあわせて、深く追求し理解する学習を。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、西洋近代建築1 西洋近代の建築運動とその思想、計画、空間、形態・意匠について理解する。
2週 西洋近代建築2 西洋近代の建築運動とその思想、計画、空間、形態・意匠について理解する。
3週 西洋近代建築3 西洋近代の建築運動とその思想、計画、空間、形態・意匠について理解する。
4週 演習:歴史的建造物を読み解く
5週 演習:近代建築を読み解く
6週 日本近代建築1 日本近代建築の特徴(思想、計画、空間、形態・意匠)について理解する。
7週 日本近代建築2 日本近代建築の特徴(思想、計画、空間、形態・意匠)について理解する。
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 試験返却と解説・まとめ、民家 近世の民家・町家について理解する。
10週 町家 近世の民家・町家について理解する。
11週 実測方法 実測手法について理解する。
12週 実測調査 実測手法について理解する。
13週 保存の考え方 保存と活用の考え方について理解する。
14週 保存と活用 保存と活用の考え方について理解する。
15週 (前期定期試験)
16週 試験返却と解説・まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。4前9,前10,前11
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7

評価割合

試験レポート課題合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000