概要:
本授業では地球環境問題の背景や原因、環境問題への取り組みの現状や今後の動向など全般的認識を背景として、建設事業当事者の立場より技術倫理を理解し、的確な判断ができ、自分の見解を表明できる能力を養う。
授業の進め方・方法:
地球環境問題について概観するとともに、社会システムも含めて土木建築に関連する項目について具体的に論じる。授業においては、極力意見表明と討論の機会を設ける。
注意点:
丸暗記的な学習ではなく、日頃から環境問題に対しての意識を持ち、総合的かつ具体的な知見を身につけることが大切である。そうした意味でも毎授業の復習の他、新聞やインターネット等を用いた事例研究も心がけて欲しい。
質問や要望は随時受け付けるので、教員室前の掲示を見て空き時間に訪れること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 1 | 後1 |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 1 | 後2 |
地球上の生物の多様性について説明できる。 | 1 | 後2 |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 1 | 後2 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 1 | 後3 |
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 1 | 後3 |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 1 | 後3 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 1 | 後4 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 2 | 後4 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 1 | 後9,後10,後11 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 2 | 後9,後10,後11 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 2 | 後9,後10,後11 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 1 | 後9,後10,後11 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 環境問題の歴史を理解している。 | 1 | 後4,後5,後6,後7 |
地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨を理解している。 | 2 | 後4,後5,後6,後7 |
開発途上国の環境問題を理解している。 | 1 | 後12,後13,後14 |
地球資源問題を理解している。 | 1 | 後13 |
建築系分野 | 環境・設備 | 地球環境について説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |