到達目標
1.土木工事に関する各種施工法、施工上の留意点と対処方法について説明することができる。
2.土木事業の調査-計画-施工-完成-維持の流れを説明することができる。
3.施工管理(工程・品質・安全)に関する基礎事項について説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
土木工事に関する各種施工法、施工上の留意点と対処方法を理解し、説明することができる。 | 土木工事に関する各種施工法、施工上の留意点と対処方法について、具体例を挙げて、具体的に説明することができる。 | 土木工事に関する各種施工法、施工上の留意点と対処方法について、説明することができる。 | 土木工事に関する各種施工法、施工上の留意点と対処方法について、説明することができない。 |
施工から解体までの一連の流れと各部門でも主な工法の概要について理解し、説明することができる。 | 施工から解体までの一連の流れと各部門でも主な工法の概要について、具体的な事例を挙げて説明することができる。 | 施工から解体までの一連の流れと各部門でも主な工法の概要について、説明することができる。 | 施工から解体までの一連の流れと各部門でも主な工法の概要について、説明することができない。 |
施工管理(工程・品質・安全)に関する基礎事項を理解し、説明することができる。 | 施工管理(工程・品質・安全)に関する基礎事項について、具体的な事例を挙げて説明することができる。 | 施工管理(工程・品質・安全)に関する基礎事項について、説明することができる。 | 施工管理(工程・品質・安全)に関する基礎事項について、説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 3-3
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学習・教育到達度目標 5-2
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学習・教育到達度目標 6-1
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学習・教育到達度目標 6-2
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教育方法等
概要:
施工法Ⅰは、社会基盤として必要な土木構造物を建設する際、その整備目的に対しどのような手順や材料、工法を用いて目的物を建設していくかについての技術や管理手法を習得するものである。具体的には、河川や道路の現場における施工計画(工程・品質・安全管理)に関する概念や実際の工事現場において運用している具体的な各個別技術について理解を図る。本講義は実務経験を有した教員により、実施工を主とした講義を行う。
授業の進め方・方法:
授業では、前半に、建設分野で取り扱うことの多い土工や基礎工、トンネルなどの各種施工法を学習する。後半では工事全般の流れ、施工管理、維持管理、関連法規などマネジメント関連について学習する。また、現場見学や実務者の特別講演を実施する。土木工事の施工事例を取り上げ、工事全体の流れや設計・専門科目との関連を踏まえながら講義を行う。
注意点:
〇自学について
(事前学習)
授業計画の授業内容および到達目標を確認の上,関連する内容の予習をしておくこと。
(事後学習)
配布プリントとweb class掲載教材から要点をノートに整理してまとめる等によって,内容の深い理解に努めること。
定期試験は直前のみ学習するのではなく,授業毎に日々の学習に取り組むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
本科目と建設業との関わりについて理解し、説明することができる。
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2週 |
盛土 |
土工に関する用語や施工上の留意点を理解し,説明することができる。
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3週 |
切土・土工計画 |
土工に関する用語や施工上の留意点を理解し,説明することができる。 土工計画の進め方を理解し,土量配分等の計算ができる。
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4週 |
建設機械 |
建設機械の特徴や留意点を理解し、説明することができる。
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5週 |
土留め工法 |
土留め工法について理解し,各種工法の特徴を説明することができる。
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6週 |
現場見学 |
現場見学の内容を理解し、説明することができる。
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7週 |
現場見学 |
現場見学の内容を理解し、説明することができる。
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8週 |
【後期中間試験】 |
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4thQ |
9週 |
トンネル・ダム |
トンネル及びダムの施工法を理解し、説明することができる。
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10週 |
基礎工 |
基礎工について理解し、説明することができる。
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11週 |
河川堤防 |
河川堤防の施工法及び維持管理方法を理解し、説明することができる。
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12週 |
土木構造物の施工と維持管理 |
土木構造物の施工と維持管理方法を理解し、説明することができる。
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13週 |
建設工事の管理基準と関連法規 |
建設工事を取り巻く管理基準と関連法規を理解し、説明することができる。
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14週 |
特別講演 |
実務経験者の特別講演を聞き、内容を理解することができる。
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15週 |
【後期定期試験】 |
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16週 |
試験返却と解説、まとめ |
講義内容で理解できていない部分を抽出し、理解を深める。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 施工・法規 | 工事執行までの各プロセスを説明できる。 | 3 | 後7,後9,後14 |
施工計画の基本事項を説明できる。 | 3 | 後7,後9,後12,後14 |
品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みについて、説明できる。 | 4 | 後7,後9,後12,後13,後14 |
建設機械の概要を説明できる。 | 3 | 後4 |
主な建設機械の作業能力算定法を説明できる。 | 3 | 後4 |
土工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後2,後3 |
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。 | 4 | 後3 |
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後6 |
トンネル工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後10 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |