到達目標
本講義では古典派経済学からマルクス経済学、さらにはケインズ経済学の基本的な理論を理解することを目標とする。また株式や先物取引の仕組みについて理解し、簡単な金利計算ができることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
経済学の分類と古典派経済学、マルクス経済学について | スミスからフリードマンまで経済学の変遷を理論や著者名を挙げながら説明できる。またマルクスの商品・貨幣・資本の理論について論理的に説明できる。 | スミスからフリードマンまで経済学の変遷の概略を端的に説明できる。またマルクスの商品・貨幣・資本の理論について端的に説明できる。 | スミスからフリードマンまで経済学の変遷の概略を端的に説明できない。またマルクスの商品・貨幣・資本の理論について端的に説明できない。 |
評価項目2
マルクス経済学とケインズ経済学 | マルクスの生産論について論理的に数式を用いて説明できる。ケインズの有効需要の理論について説明できる。 | マルクスの生産論について端的に説明できる。ケインズの有効需要の理論について端的に説明できる。 | マルクスの生産論について端的に説明できない。ケインズの有効需要の理論について端的に説明できない。 |
評価項目3
株式、先物取引、金利計算について | 株式会社と株式について基礎的用語を用いて説明できる。先物取引の成立と仕組みについて説明できる。金利計算は複利計算とローン計算ができる。 | 株式について基礎的用語を用いて説明できる。先物取引の仕組みについて説明できる。金利計算は複利計算とローン計算ができる。 | 株式について基礎的用語を用いて説明できる。先物取引の仕組みについて説明できない。金利計算は複利計算とローン計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
アダムスミスやリカードをはじめとする古典派経済学の理論からマルクス経済学やケインズ経済学等を学習する。さらに株式市場や先物取引の仕組みを学び、金利計算もおこなう。
授業の進め方・方法:
授業中に配布するプリントをもとに黒板を使って講義する。プリントは学生に輪読させることもある。授業の終わりごろに学生からの質問・意見の時間も設定する。
注意点:
総合評価の点数、中間と期末の平均点が60点を満たない場合には再評価の試験を行うことがある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・経済学の分類 |
経済学を大きく分類してキーワードを使って説明できる。
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2週 |
古典派の理論1 |
アダムスミスの基本的な理論をキーワードを使って説明できる。
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3週 |
古典派の理論2 |
リカードの基本的な理論を表を用いて説明できる。
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4週 |
限界学派について |
限界効用の理論について説明できる。
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5週 |
マルクスの理論1 |
商品とは何かについて説明できる。
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6週 |
マルクスの理論2 |
価値形態論から貨幣の必然性について説明できる。
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7週 |
マルクスの理論3 |
資本の価値増殖について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
到達目標の達成度を確認する。
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2ndQ |
9週 |
株式市場と現代経済1 |
株式の基本的な知識を獲得する。
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10週 |
株式会社と現代社会2 |
株式売買のシミュレーションにより株価の動向について検証する。
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11週 |
ケインズの理論1 |
有効需要の原理について説明できる。
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12週 |
ケインズの理論2 |
乗数理論について説明できる。
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13週 |
新古典派の理論 |
自然失業率仮説について説明できる。
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14週 |
先物市場と現代社会 |
先物取引の成立と仕組みについての知識を獲得する。
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15週 |
金利計算 |
複利計算とローン計算を簡単な計算式を用いて計算できる。
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16週 |
定期試験の解説 |
定期試験の問題を再確認する。
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |