インターンシップ

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 インターンシップ
科目番号 0122 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 道園 達也

到達目標

1.自分のキャリアを検討し,実習先を選定することができる。
2.実習体験を通して業務に必要な能力・態度について理解し,自分の行動を点検することができる。
3.実習体験を通して社会人として必要なマナーについて理解し,自分の行動を点検することができる。
4.実習体験を通して,社会貢献の重要性と自分の役割について考えることができる。
5.実習内容について報告書を作成し,プレゼンテーションをおこなうことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自分のキャリアを検討し,実習先を選定することができる。 自分の専門性や特性,関心を踏まえた上で進路を考え,実習先を選ぶことができる 自分の進路を考えて実習先を選ぶことができる 自分の進路を考えて実習先を選ぶことができない.
実習体験を通して業務に必要な能力・態度について理解し,自分の行動を点検することができる。 業務上必要な協調性,コミュニケーション,リーダシップなどの能力,態度について理解し,自分の行動を振り返り,今後に活かすことができる。 業務上必要な協調性,コミュニケーション,リーダーシップなどの能力,態度について理解し,自分の行動を振り返ることができる。 業務上必要な能力,態度について理解することができない。
実習体験を通して社会人として必要なマナーについて理解し,自分の行動を点検することができる。 社会人として必要なマナーについて理解し,自分の行動を点検して,今後に生かすことができる。 社会人として必要なマナーについて理解し,自分の行動を点検することができる。 社会人として必要なマナーについて理解することができない。
実習体験を通して,社会貢献の重要性と自分の役割について考えることができる。 企業等の活動の社会的意義や役割,個人の業務の意味や目的などについて考え,自分の将来の目標に関連付けることができる。 企業等の活動の社会的意義や役割,個人の業務の意味や目的などについて考えることができる。 企業等の活動や個人の業務の意味,目的などについて考えることができない。
実習内容について報告書を作成し,プレゼンテーションをおこなうことができる。 実習内容について,得られた知識や発見,自分自身の将来と結びつけた考察などを踏まえた報告書を作成し,プレゼンテーションをおこなうことができる。 実習の具体的な内容や考察について指定様式に従って報告書を作成し,プレゼンテーションできる。 実習内容について指定の書式に従って報告書を作成できず,プレゼンテーションもできない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
インターンシップは,熊本高等専門学校の学生一人一人の勤労観,職業観を育てるキャリア教育の一環として,企業や公共機関等において,自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うことを目的とする.
授業の進め方・方法:
インターンシップでは,企業や団体での就業体験を行う.受け入れ企業・団体は自分の進路を考えて選定する.実習期間は原則として夏季休業中とする.実習先では日々の記録を取り,終了後に指定の書類を提出し,インターンシップ発表会を行う.
インターンシップに関する基本的な情報は担任等を通じて提供されるが,事前・事後を通じて学生が主体的に取り組むことが重要である.例えば,学生が自らおこなうべき作業の主要な項目は以下のようになる.
○事前作業
・インターンシップ受け入れ企業・団体の把握 ・実習先の選定 ・書類の作成・発送 ・実習期間の確認と決定 ・移動に関する手続き(旅券の手配等) 
○インターンシップ期間
・企業での実習 ・インターンシップ証明書の受領
○事後作業
・実習先へのお礼状の送付 ・インターンシップ報告書の作成 ・必要書類の提出 ・インターンシップ報告会の準備/発表
注意点:
・移動に関する手続き等は各自で行うこと.
・実習先に向かう前に,持参品のチェックを行うこと.(実習服などの確認)
・実習先で事故やトラブルがあった場合は,速やかに担任か本校の学務係へ連絡すること.
・移動中や実習先では先方の迷惑にならないように本校の学生としての自覚を持って行動すること.また,安全については十分留意すること.
・単位認定については,企業等での就業体験および自分の学修成果についての点検,総括をおこなっているか否かでおこなう.ただし,就業体験中に故意または重大な過失によって第三者に損害を与えたり,本科目の目的に照らし著しく逸脱する行為などがあった場合は単位を認定しないことがある.

・単位認定は,次の全ての事項に不備なき場合に行い,成績は「合格」とする.
 ○実働日数が5日以上であること 
 ○インターンシップ証明書の提出 
 ○実習報告書を提出し,学修成果の点検,総括がなされていること
 ○実習報告会の実施

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (実習先の実施計画による) (実習先の実施計画による)
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

実習先からの評価合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力00
分野横断的能力100100