卒業研究

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0124 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 10
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 10
教科書/教材
担当教員 岩坪 要,森山 学,上久保 祐志,橋本 淳也,勝野 幸司,後藤 勝彦,松家 武樹,森下 功啓,川口 彩希,脇中 康太

到達目標

この授業では、専門分野やそれに関連する社会的な問題に関わる研究課題について、調査、立案、計画、実験、検証、考察を行い、研究成果を発表できることを目標にします。​
また、卒業研究を通して、調べて分析する能力、成果を表現する能力、活動を遂行する能力、関係者との協調性など、社会で要求される実践的技術者としての必要な素養の獲得を目標にします​

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
【1】問題設定 文献調査/問題設定/研究の意義​最小限の助言で研究テーマを設定し、その目的や意義を示すことができる。​教員の支援を受けながら研究テーマを設定し、その目的や意義を示すことができる。​教員の支援を受けても、研究テーマの設定ができない。また、その目的や意義を示すことができない。​
【2】方法の計画・仮説​ 仮説の設定/方法の立案​最小限の助言で研究テーマに対して、仮説を立て、その検証や解決方法を提案できる。​教員の支援を受けながら研究テーマに対して、仮説を立て、その検証や解決方法を提案できる。​教員の支援を受けても、研究テーマに対して、仮説を立て、その検証や解決方法を提案できない。
【3】技能・実施・検証​  実験スキル/タスクの遂行/​意見交換・議論/改善を図る​最小限の助言で課題解決にあたり、機器や手法を適切に取り扱い、改善を重ねながら研究を遂行できる。確実に計画的かつ主体的に取り組むことができる。​教員の支援を受けながら課題解決にあたり、機器や手法を適切に取り扱い、改善を重ねながら研究を遂行できる。おおむね計画的かつ主体的に取り組むことができる。​教員の支援を受けても、課題解決にあたり、機器や手法を適切に取り扱ったり、研究を遂行することができない。計画的かつ主体的に取り組むことができない。​
【4】分析・考察・展開​ 検証・分析/考察力/展開の可能性​最小限の助言で実験や調査の結果の分析から考察ができ、新たな知見や展開を示すことができる。​教員の支援を受けながら実験や調査の結果の分析から考察ができ、新たな知見や展開を示すことができる。​教員の支援を受けても、実験や調査の結果の分析から考察したり新たな知見や展開を示すことができない。​
【5】まとめ、発表​ 口頭での発表/論文の執筆/水準と規格​十分な研究成果をスライドや論文にまとめて、わかりやすく他者へ示すことができる。​研究成果を所定の方法でスライドや論文にまとめて、他者へ示すことができる。​教員の支援を受けても、研究成果をスライドや論文にまとめたり、他者へ示すことができない。​

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 1-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 2-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 3-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 3-4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 5-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,研究対象となるテーマを設定し,その中から問題点の発見,その解決方法,手段を考案しながら,継続して研究活動を遂行する.最後にその成果を整理して発表することで,「技術者としての専門総合力を養成する」ことを目指す.本科目では,社会実装を念頭に置いた実践的学習の機会を提供する.また,主体的,継続的研究活動を通じて,4年生まで学習してきたリベラルアーツを,研究活動を通した専門力の育成へと発展させていくことを目的としている.
授業の進め方・方法:
本科目では,興味のある技術に関する研究テーマを設定し,指導教員と相談しながらその内容を分析・検討し,自主的に研究活動を実施する.さらに,研究過程を研究ノートに継続して記録し,実験などにより収集したデータをまとめ,年度途中の中間発表,年度末の卒業研究発表会にてプレゼンテーションを実施する.学生は,年度始めに興味や適性にあった専門分野の研究室を選び,指導教員と十分話し合ったあとに実施可能な卒業研究テーマを設定し,研究を開始する。主なスケジュールは以下のとおりである.

4 月 研究室配属,テーマ決定,研究活動の開始
11 月 中間発表会
2 月 卒業研究報告書提出、卒業研究発表会
注意点:
成績評価は,各達成目標について,研究実施記録,研究報告書,中間発表会,及び卒業研究発表会により総合的に評価する。評価は各指導教員 と全指導教員の合議により行う。具体的な成績評価は,次の(1),(2)の項目についてそれぞれ行い,合計点を「S, A, B, C, D」の5段階で評価する。
(1)中間評価(25%)
(2)期末評価(75%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 配属,テーマの決定
2週
3週
4週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
5週
6週
7週
8週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
2ndQ
9週
10週
11週
12週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
13週
14週
15週
16週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
5週 中間発表会 【1】問題設定 文献調査/問題設定/研究の意義​
【2】方法の計画・仮説​ 仮説の設定/方法の立案
について、発表会にて確認する​
6週
7週
8週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
4thQ
9週
10週
11週
12週 指導教員と打ち合わせ 計画的に研究を遂行し、その活動を研究実施記録簿に記載する。
定期的に指導教員と打ち合わせを行う
13週
14週
15週 卒業論文提出 【4】分析・考察・展開​ 検証・分析/考察力/展開の可能性​
【5】まとめ、発表​ 口頭での発表/論文の執筆/水準と規格​
について、卒業論文にて確認する​
16週 卒業研究発表会 【4】分析・考察・展開​ 検証・分析/考察力/展開の可能性​
【5】まとめ、発表​ 口頭での発表/論文の執筆/水準と規格​
について、発表会にて確認する​

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間発表卒業論文卒業研究発表合計
総合評価割合255025100
到達目標1(問題設定)150015
到達目標2(方法の計画・仮説)100010
到達目標3(技能・実施・検証)0000
到達目標4(分析・考察・展開)0301040
到達目標5(まとめ、発表)0201535