到達目標
1.自分の役割を意識しながら、グループ内で方針を共有し積極的に意見交換や協働作業ができる。
2.課題を発見し、課題解決のための的確な提案をできる。
3.必要な情報が何かを考え、自発的に現地調査などの調査を行い、調査結果をまとめることができる。
4.構想を的確に伝えるダイヤグラム、立体表現、模型、プレゼンテーションシートなどを制作し、適切にプレゼンできる。
5.ソフトウェア、各種道具・工具を用いて安全に制作できる。
6.設計条件、利用者の基準寸法・アクティビティ、地域特性、環境特性、素材特性を踏まえた設計、実物大作品を制作できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自分の役割を意識しながら、グループ内で方針を共有し積極的に意見交換や協働作業ができる。 | 自分の役割を意識しながら、グループ活動ができる。 | 自分の役割を意識したグループ活動ができない。 |
評価項目2 | 課題を発見し、課題解決のための的確な提案をできる。 | 課題を発見し、課題解決のための提案をできる。 | 課題を発見できず、または課題解決のための提案をできない。 |
評価項目3 | 必要な情報が何かを考え、自発的に現地調査などの調査を行い、調査結果をまとめることができる。 | 現地調査などを行い、調査結果をまとめることができる。 | 現地調査などを行うことができず、調査結果をまとめることができない。 |
評価項目4 | 構想を的確に伝えるダイヤグラム、立体表現、模型、プレゼンテーションシートなどを制作し、適切にプレゼンできる。 | 構想をおおまかに伝えるダイヤグラム、立体表現、模型、プレゼンテーションシートなどを制作し、プレゼンできる。 | 構想を伝えるダイヤグラム、立体表現、模型、プレゼンテーションシートなどを制作し、プレゼンすることができない。 |
評価項目5 | ソフトウェアや各種道具を用いて制作できる。 | ソフトウェアや各種道具を用いてある程度の制作ができる。 | ソフトウェアや各種道具を用いて制作できない。 |
評価項目6 | 地域の風土・歴史・文化・暮らし、地域住民の思いに配慮した設計ができる。 | 地域の風土・歴史・文化・暮らし、地域住民の思いに配慮した設計が部分的にできる。 | 地域の風土・歴史・文化・暮らし、地域住民の思いに配慮した設計ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
これまでの製図・設計技術だけでなく、他の科目で習得してきた知識、現地調査・文献調査で得た情報、グループでの意見交換を活用し、総合的な能力を発揮して、建築設計と制作を行う。課題は、①木材を使用した家具などの実寸大の作品と②中規模公共・公益施設である。
※実務との関係
この科目は、建築設計について実習形式で授業を行うものである。講評会、年度末の学科のクライマックス講評会では、企業や行政で建築設計や製造物設計を担当している者が担当し、講評を行う。
授業の進め方・方法:
数名でグループを作り、各グループが担当教員の一人につくスタジオ制。課題①は全過程をグループで、課題②は調査をグループ、設計を個人で行う。スタジオ教員はグループ内での作業の進め方や工具の扱い方についてアドバイスし、エスキスチェックを行い、グループの自発的取り組みを促す。
各課題の優秀作品は学科のクライマックス講評会に選抜するほか、学外で展示する。
注意点:
・グループワークで意見を出し合う段階では、出た意見を批判せず、自分の意見に固執しないようにしましょう。
・意見を具体的な計画に収束させていく段階では、よりよい化学反応がおこるよう大いに議論しましょう。
・スケジュール管理を確実に行い、協力して取り組みましょう。
・現地調査、ヒアリング調査では、小さな発見と感動を見落とさないようアンテナを張り、新たに得た情報(発見と感動)は必ずメモしましょう。
・一見建築に結びつきそうにない遠回りを大切にしましょう。
・計画段階では地域本来の良さ、住民の声を活かすことに心がけましょう。
・実際の建物や建築系雑誌などで、いい事例を見ましょう。このデザインを今度使ってみようと、考えながら見ましょう。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、スタジオ活動(調査、打合せ、エスキス) |
グループ活動にふさわしい態度を積極的にとることができる。
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2週 |
スタジオ活動(調査、打合せ、エスキス、模型) |
積極的に調査活動に取り組み、調査結果、意見交換、情報整理をして課題、コンセプトをまとめることができる。
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3週 |
中間発表 |
コンセプトなどをまとめ、適切な図、模型などを用いてプレゼンテーションができる。
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4週 |
製図 |
条件、利用者の基準寸法・アクティビティ、素材特性を踏まえた設計ができる。
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5週 |
実物制作 |
安全に配慮し、素材特性を踏まえた実物大作品を制作できる。
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6週 |
実物制作 |
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7週 |
実物制作、プレゼンテーション作成 |
構想を適切に伝えるプレゼンテーションシートを作成できる。
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8週 |
講評会、課題2説明 |
構想を適切に伝えるプレゼンテーションができる。
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4thQ |
9週 |
現地調査 |
積極的に調査活動に取り組み、必要な情報を収集できる。
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10週 |
スタジオ活動(調査、打合せ) |
グループ活動にふさわしい態度を積極的にとることができる。積極的に調査活動に取り組み、調査結果、意見交換、情報整理をして課題、コンセプトをまとめることができる。
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11週 |
エスキス |
設計条件、利用者の基準寸法・アクティビティ、地域特性、環境特性、中規模公共・公益施設の設計のポイントを踏まえた設計ができる。
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12週 |
エスキス |
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13週 |
製図 |
構想を各種の道具・ソフトを用いて図面、立体表現などを作成できる。
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14週 |
製図 |
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15週 |
模型、プレゼンテーションシート |
構想を各種の道具を用いて模型を作成できる。構想を適切に伝えるプレゼンテーションシートを作成できる。
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16週 |
講評会 |
構想を適切に伝えるプレゼンテーションができる。
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評価割合
| ①グループ | ①個人 | ②個人 | | | | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 15 | 50 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 35 | 15 | 50 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |