建築計画II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築計画II
科目番号 0130 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 コンパクト建築設計資料集成(丸善)
担当教員 勝野 幸司

到達目標

1. 機能構成等の必要条件を施設種毎に理解する。
2. 設計作品の意図と特徴を解読し説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築計画の意義や目的を正しく説明することができる。建築計画の意義や目的について概要を説明することができる。建築計画の意義や目的を理解できない。
評価項目2施設種毎に、所要室などの設計要件や面積などの基準を、図等を用いて正しく説明し、かつ系統立てた説明を記述することができる。施設種毎に、所要室などの設計要件や面積などの基準を、図等を用いて正しく説明することができる。施設種毎の所要室などの設計要件や面積などの基準を説明することができない。
評価項目3どのような施設種においても事例の特徴を読み取り、長所と短所それぞれを系統立てて説明することができる。どのような施設種においても事例の特徴を読み取り、説明することができる。事例の特徴を読み取ったり、説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築計画とは、建築物が作られていく過程の中で、設計の際の条件(面積・機能・構造・設備等)を整理・具体化させることであり、より豊かで機能的な空間を設計するために必要な段階である。本科目においては、建築計画Ⅰに引き続き、様々な施設種において適切な空間設計のために必要な条件と設計手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
医療施設、展示施設、集客施設(劇場)、高齢者福祉施設を扱い、各施設種の代表事例を取り上げながら設計のポイントなどについて講義をし、適宜演習を交える。
注意点:
配付資料と板書の内容を重点的に復習し、施設の事例については配付資料で説明の補足を行うので、教科書等と照らし合わせ理解すること。
建築設計演習や卒業研究での設計課題のための知識を蓄積する講義として役立てて欲しい。また、日頃から建築雑誌などで積極的に事例を見ることを推奨する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 福祉施設の計画(高齢者施設) 福祉施設および高齢者施設の成り立ちと歴史、ならびに今後の課題について説明できる
2週 福祉施設の計画(高齢者施設) 高齢者施設の種別、全体計画について説明できる
3週 福祉施設の計画(高齢者施設) 高齢者施設の詳細計画について説明できる
4週 医療施設の計画(病院) 病院の種別、歴史および今後の展開について説明できる
5週 医療施設の計画(病院) 病院の全体計画と部門ごとの概要について説明できる
6週 医療施設の計画(病院) 病院の各部門の詳細計画について説明できる
7週 医療施設の計画(病院) 病棟の計画について説明できる
8週 前期中間試験
4thQ
9週 展示施設の計画(博物館・美術館) 博物館・美術館建築の歴史と現状、今後の課題について説明できる
10週 展示施設の計画(博物館・美術館) 博物館・美術館の部門計画について説明できる
11週 展示施設の計画(博物館・美術館) 博物館・美術館の全体計画について説明できる
12週 展示施設の計画(博物館・美術館) 博物館・美術館の詳細計画について説明できる
13週 集客施設の計画(劇場) 劇場の歴史と今後の展開について説明できる
14週 集客施設の計画(劇場) 劇場の全体計画について説明できる
15週 集客施設の計画(劇場) 劇場の詳細計画について説明できる
16週 建築計画Ⅱまとめ(答案返却等)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7030100
専門的能力7030100