概要:
水理学,河川海岸工学で学んだ現象を,実験を通して理解する.
授業の進め方・方法:
テキストをオリエンテーションで配布する.合計8テーマの実験を行う.1週1テーマの実験を行い,その都度レポートを提出する.2テーマが終わった時点で,それぞれの実験結果について解説するとともに,レポート指導を行う.
テキスト(手作り)は前もって見ておき,各実験の現象を思い描き,実験に臨むこと.レポートはその日に作成する習慣が必要である.
注意点:
実験中は機器の取扱いや安全性については各自留意すること.レポートについては,データシートは全て埋まっているか,必要な式とオリジナルな考察が書いてあるかを確認し,レポートを提出して欲しい.質問は随時受け付ける.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の進め方について理解できる。
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2週 |
層流・乱流と摩擦抵抗係数 |
層流,乱流の違いを説明できる.
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3週 |
四角堰流量曲線の作成 |
堰の流量を計算できる
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4週 |
レポートの返却と解説指導 |
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。
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5週 |
管路の流量計測と損失水頭 |
管路の摩擦抵抗,形状損失を説明できる.
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6週 |
開水路定常流 |
開水路の常流・射流を説明でき,限界水深,等流水深を計算することができる.
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7週 |
レポートの返却と解説指導 |
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。
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8週 |
〔中間試験〕 |
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。
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4thQ |
9週 |
浸透流 |
浸透流を説明でき,透水係数を求めることができる.
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10週 |
波の基本的な性質と砕波現象 |
波の基本的な性質および砕波を説明できる.
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11週 |
レポートの返却と解説指導 |
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。
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12週 |
段波と跳水 |
段波と跳水が現象を説明でき,フルード数を求めることができる.
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13週 |
用水路に関する現地調査 |
実際の用水路で流量を求めることができる.
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14週 |
レポートの返却と解説指導 |
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。
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15週 |
〔後期学年末試験〕 |
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16週 |
実験の予備または総括 |
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 3 | |
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 後1 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 後9 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 後4,後7,後11,後14 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 後4,後7,後11,後14 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。 | 3 | 後2 |
常流・射流・跳水に関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | 後6,後12 |
いくつかの分野の実験・演習・調査などについて理解し、その実験や実践ができる。 | 3 | 後3,後5,後9,後10,後13 |
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。 | 3 | 後14,後16 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。 | 3 | |
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。 | 3 | |
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。 | 3 | |
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | |
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。 | 3 | |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。 | 3 | |
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。 | 3 | |
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。 | 3 | 後16 |