建築計画I

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建築計画I
科目番号 0135 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 建築計画(市ヶ谷出版社)、コンパクト建築設計資料集成(丸善)
担当教員 勝野 幸司

到達目標

1. 建築計画の概要・意義・目的を理解する。
2. 機能構成等の必要条件を施設種毎に理解する。
3. 設計作品の意図と特徴を解読し説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築計画の意義や目的を正しく説明することができる。建築計画の意義や目的について概要を説明することができる。建築計画の意義や目的を理解できない。
評価項目2施設種毎に、所要室などの設計要件や面積などの基準を、図等を用いて正しく説明し、かつ系統立てた説明を記述することができる。施設種毎に、所要室などの設計要件や面積などの基準を、図等を用いて正しく説明することができる。施設種毎の所要室などの設計要件や面積などの基準を説明することができない。
評価項目3どのような施設種においても事例の特徴を読み取り、長所と短所それぞれを系統立てて説明することができる。どのような施設種においても事例の特徴を読み取り、説明することができる。事例の特徴を読み取ったり、説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築計画とは、建築物が作られていく過程の中で、設計の際の条件(面積・機能・構造・設備等)を整理・具体化させることであり、より豊かで機能的な空間を設計するために必要な段階である。本科目においては、様々な施設種において適切な空間設計のために必要な条件と設計手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
建築計画の基本となる寸法・規模計画を基本事項として学習した後、施設種については、居住系施設、教育系施設(図書館・学校)、オフィスビル等を扱い、各施設種の代表事例を取り上げながら設計のポイントなどについて講義をし、適宜演習を交える。
注意点:
配付資料と板書の内容を重点的に復習し、施設の事例については配付資料で説明の補足を行うので、教科書等と照らし合わせ理解すること。
建築設計演習や卒業研究での設計課題のための知識を蓄積する講義として役立てて欲しい。また、日頃から建築雑誌などで積極的に事例を見ることを推奨する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,建築計画の考え方 建築計画及び設計手法について説明できる
2週 居住系施設の計画
3週 居住系施設の計画
4週 居住系施設の計画
5週 居住系施設の計画
6週 居住系施設の計画/演習
7週 居住系施設の計画/演習
8週 中間試験 居住系施設の計画について説明できる
2ndQ
9週 居住系施設の計画(復習)
図書館の計画
10週 図書館の計画
11週 図書館の計画
12週 図書館の計画/演習
13週 図書館の計画/演習
14週 図書館の計画/演習
15週 定期試験 図書館の計画について説明できる
16週 前期のまとめ
後期
3rdQ
1週 学校の計画
2週 学校の計画
3週 学校の計画
4週 学校の計画
5週 学校の計画/演習
6週 学校の計画/演習
7週 学校の計画/演習
8週 中間試験 学校の計画について説明できる
4thQ
9週 学校の計画(復習)/
オフィスビルの計画
10週 オフィスビルの計画
11週 オフィスビルの計画
12週 オフィスビルの計画/演習
13週 オフィスビルの計画/演習
14週 オフィスビルの計画/演習
15週 定期試験 オフィスビルの計画について説明できる
16週 後期のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。4前1
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。4前1,後15
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。4前1
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4前1
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4前1
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
建築計画・設計の手法一般について説明できる。4
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。3後15

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100