進路セミナー

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 進路セミナー
科目番号 0157 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 特に指定しない
担当教員 道園 達也

到達目標

1.工場見学旅行の中で,社会と工業との関連性を認識することができる.
2.インターンシップの前準備としてエントリーシートを作成することができる.
3.SPI模擬試験や企業研究など,自発的に活動することができる.
4.就職・進学することへのビジョンを固め,自分の志望動機を説明することができる.
5.進路相談を通じて,自分の進路を固めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.工場見学旅行の中で,社会と工業との関連性を認識することができる.工場見学旅行の中で,社会と工業との関連性を認識し,自分の進路選択に活かすことができる.工場見学旅行の中で,社会と工業との関連性を認識することができる.工場見学旅行の中で,社会と工業との関連性を認識することができない.
2.インターンシップの前準備としてエントリーシートを作成することができる.インターンシップの前準備として,十分な説得力のあるエントリーシートを作成することができる.インターンシップの前準備としてエントリーシートを作成することができる.インターンシップの前準備としてエントリーシートを作成することができない.
3.SPI模擬試験や企業研究など,自発的に活動することができる.SPI模擬試験や企業研究など,自発的に活動し,来年度のキャリア活動に役立てることができる.SPI模擬試験や企業研究など,自発的に活動することができる.SPI模擬試験や企業研究など,自発的に活動することができない.
4.就職・進学することへのビジョンを固め,自分の志望動機を説明することができる.就職・進学することへのビジョンを固め,自分の志望動機を十分な説得力を持って説明することができる.就職・進学することへのビジョンを固め,自分の志望動機を説明することができる.就職・進学することへのビジョンを固め,自分の志望動機を説明することができない.
5.進路相談を通じて,自分の進路を固めることができる.進路相談を通じて,自分の特性や将来のビジョンを踏まえて,進路を固めることができる.進路相談を通じて,自分の進路を固めることができる.進路相談を通じて,自分の進路を固めることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
進路セミナーでは,進路に関するテーマをキャリア教育推進室および担任が主導して1年間実施し,次年度の就職活動に向けての準備を行うことで,学生の勤労観や職業観を磨き,自分の将来について考えるサポートの目的で実施するセミナーである.
授業の進め方・方法:
年度初めにキャリア教育推進室が1年間のスケジュールを立て,全学科共通で実施すると共に,必要に応じて各担任がクラスごとに実施する.それぞれにおいて,進路決定や就職活動に関すること,職業観に関すること等を展開していくと共に,アセスメントやテストをおこなうことで,キャリア開発に関する自身の資質を高める手助けをおこなう.
注意点:
・来年度は就職活動を展開し,自分の卒業後の進路を決定することになる.今年度は,その前準備として企業研究や保護者の方々との話し合いをよくしておくことが望ましい.
・世の中の情勢の動きには注意を払うこと.新聞を毎日読むことにより,社会情勢を理解し,文章の書き方の学習にも役立つ.
・キャリア教育推進室および担任からの実施報告書により,30時間の実施時間をもって単位を認定する.
・成績評価は「合格」とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1回進路セミナー「キャリア開発について」 キャリア開発という考えを理解し,自分のキャリアについて考えることができる.
2週 第2回進路セミナー「「外部講師によるキャリア教育講座(1)」 外部講師の話を聞くことで,将来のキャリア選択に役立てることができる.
3週 第3回進路セミナー「就職模試(SPI)」 将来のキャリアを見据えて,就職模試を受験できる.
4週 第4回進路セミナー「就職模試(一般常識)」 将来のキャリアを見据えて,就職模試を受験できる.
5週 第5回進路セミナー「就職模試解説」 就職模試の結果を自己分析し,将来のキャリア選択に役立てることができる.
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 工場見学旅行・海外研修旅行 工場見学旅行・海外研修旅行に参加し,社会と工業との関連性を認識することができる.
2週 第6回進路セミナー「自己分析」 自己を客観的に分析し,将来のキャリア選択に役立てることができる.
3週 第7回進路セミナー「外部講師によるキャリア教育講座(2)」 外部講師の話を聞くことで,将来のキャリア選択に役立てることができる.
4週 第8回進路セミナー「企業・業界を知る(1)」 企業や業界について知り,キャリア研修会に参加する企業についての企業研究ができる.
5週 第9回進路セミナー「企業・業界を知る(2)」 キャリア研修会が有意義なものになるよう,十分な事前準備ができ,マナーや心構えについて理解できる.
6週 第10回進路セミナー「キャリア研修会」 キャリア研修会に参加し,様々な企業やOB・OGの話を聴くことで,将来のキャリア選択に役立てることができる.
7週 第11回進路セミナー「外部講師によるキャリア教育講座(3)」 外部講師の話を聞くことで,将来のキャリア選択に役立てることができる.
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前1
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3前1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3後1,後2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3後1,後2,後6
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後1,後2,後3,後6,後7
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後1,後2,後6
合意形成のために会話を成立させることができる。3後1,後2,後6
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後1,後2,後6
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前1,前2,後1,後4,後5,後6
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前1,前2,後1,後4,後5,後6
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前1,前2,後1,後4,後5,後6
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前1,前2,前3,前4,前5,後4,後5,後6
複数の情報を整理・構造化できる。3前1,前2
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3前1,前2
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
目標の実現に向けて計画ができる。3前1,前2,前5,後1,後2,後4,後5,後6,後7
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前1,前2,前5,後1,後2,後4,後5,後6,後7
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1,前2,前5,後1,後2,後4,後5,後6,後7
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3後1,後6
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前2,前3,前4,前5,後1,後6
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前2,前3,前4,前5,後1,後6
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前2
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前1,前2,後2,後4,後5,後6
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前1,前2,後6
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前2,後1,後6,後7
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前2,後1,後6,後7
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前2,後1,後6,後7
企業には社会的責任があることを認識している。3前2,後1,後6
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前2,後1,後6
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前2,後1,後6
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前2
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前2,前5
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前2
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前1,前2,前3,前4,前5,後6,後7
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,後6,後7
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前1,後6,後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ出席合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000