建築法規

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築法規
科目番号 0174 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 大村謙二郎 他,建築法規概論,実教出版
担当教員 勝野 幸司

到達目標

(1)建築に関連する法規の種類、制定の背景及び概括的内容を説明できる。
(2)建築基準法の各規程の基本的考え方及び内容を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
建築に関連する法規の種類、制定の背景及び概括的内容を説明できる建築に関連する法規の種類や制定の背景について、関連付けながら系統立てて説明し、正確に記述することができる。建築に関連する法規の種類や制定の背景について、正確に記述することができる。建築に関連する法規の種類や制定の背景について、説明することができない。
建築基準法の各規程の基本的考え方及び内容を説明できる各規定の基本事項や具体的な数値について,必要に応じて図や事例を用いることで、正確に説明し、わかりやすく記述することができる。各規定の基本事項や具体的な数値について,必要に応じて図や事例を用いることで、正確に説明することができる。各規定の基本事項や具体的な数値について,説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
私たちが生活している所には建築物がある。その建築物をつくり維持していく上での条件や秩序が建築法規である。建築の実務に際して、専門家として備えておくべき基本的知識である。建築法規とはどのようなものか、基本的な考えは何か、等について建築基準法を中心として関連する法規である建築士法、消防法、バリアフリー新法等も含めて学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心に進める。建築基準法を中心に建築士法、消防法、バリアフリー新法の関連の法規について講義をおこなう。なぜそのような法規が定められているのか、その背景や基本的考え方をしっかり理解することが重要である。
注意点:
特に、建築基準法の大きな流れを理解するとともに、なぜそのようなことが定められているのかという背景や基本的な考え方を理解する。「建築法規がなぜ必要か」を理解するために、身近にある目に見える建築法規の事例を観察する習慣をつけてほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史方法・制度の変遷について説明できる。3
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。4前2
地区計画制度について説明できる。3前2
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。3
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。3
施工・法規法の体系について説明できる。4
法令用語について説明できる。4
建築物などの定義について説明できる。4
工作物の定義について説明できる。4
防火に関する用語について説明できる。3
建築手続きに関する用語について説明できる。3
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。4
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。3
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。3
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。3
避難・消防関係規定法令を探すことができる。3
建築設備関連法令を探すことができる。3
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。4
用途地域について説明できる。4
容積率・建ぺい率について説明できる。4
高さ制限について説明できる。4
防火地域について説明できる。4
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎(用語)300000030
集団および単体規定700000070