到達目標
①各時期の日本文学作品について、新旧仮名遣い問わず正確に音読することができる。
②各時期の日本文学作品について、同時代的状況を踏まえて読みとくことができる。
③各時期の日本文学作品について、作家論的背景を踏まえた上で自分なりの「読み」を展開できる。
④③までで準備された自分なりの「読み」を考察として論述できる。
⑤課題に対して、主体的に取り組むことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
①各時期の日本文学作品について、新旧仮名遣い問わず正確に音読することができる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、新旧仮名遣い問わず正確に音読することができる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、新仮名遣いであれば正確に音読することができる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、新仮名遣いであっても正確に音読することができない。 |
②各時期の日本文学作品について、同時代的状況を踏まえて読みとくことができる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、同時代状況を踏まえた解釈を論理的に説明できる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、同時代状況を踏まえた解釈を説明できる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、同時代状況を踏まえた解釈を説明できない。 |
③各時期の日本文学作品について、作家論的背景を踏まえた上で自分なりの「読み」を展開できる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、作家論的背景を踏まえた解釈を論理的に説明できる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、作家論的背景を踏まえた解釈を説明できる。 | 戦前~平成期までの日本文学作品において、作家論的背景を踏まえた解釈を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
日本現代文学を中心にした作品の読解を通して、文学作品の基本的な「読み」の方法を身に着ける。
また、多様な作品の鑑賞を通して、文学的思考の涵養や人間の多様性への理解を目指す。
授業の進め方・方法:
上記教科書および適宜配布するプリントを用いて、近代から現代にいたるまでの日本文学作品を取り上げ、作家論的背景・同時代的状況を加味しながら読解を試み、作品への理解を深める。講義終了時には、課題を出す。本科目は学修単位であるため、課題の提出状況が80%に満たない場合は単位修得を認めない。
各授業で取り上げた作品について、授業後論点を整理しておくこと。
また、他の学生による自分の視点とは違った「読み」について、その「読み」に至った過程を考察し、次回からの自分の「読み」の多層化に向けて吸収すること。
注意点:
授業への質問や要望は、メール・来室問わず随時受け付けます。
作品を読解するにあたっては、あなた独自の「読み」を展開できるように取り組んでください。独自の「読み」とは、作家論的背景や同時代的状況を抑えつつも、既存の読解・固定観念にとらわれることなく、あなた自身の感性で作品に向き合うことで生まれてきます。毎時の課題にて、皆さんの多様な「読み」が展開されることを期待しています。伸びやかな感性・柔軟な思考で授業に取り組んでください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
文学とは何か |
文学の定義について、様々な資料を読み解きながら考え、自分なりに考えることができる。
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2週 |
戦前の日本文学(1) |
戦前の日本文学作品について、作品の背景を含めた概要について知る。
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3週 |
戦前の日本文学(2) |
戦前の日本文学作品について、文学史的な知識を背景に、自分なりに読み解き解釈することができる。
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4週 |
戦前の日本文学(3) |
戦前の日本文学作品について、自分なりの解釈を表現することができる。また、他の受講者の解釈を評価することができる。
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5週 |
戦後~昭和期の日本文学(1) |
戦後~昭和期の日本文学作品について、作品の背景を含めた概要について知る。
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6週 |
戦後~昭和期の日本文学(2) |
戦後~昭和期の日本文学作品について、文学史的な知識を背景に、自分なりに読み解き解釈することができる。
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7週 |
戦後~昭和期の日本文学(3) |
戦後~昭和期の日本文学作品について、自分なりの解釈を表現することができる。また、他の受講者の解釈を評価することができる。
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8週 |
〔中間試験〕 |
戦前~昭和期の日本文学作品について、基礎的な知識を有している。また、作品を読み解き、自分なりの解釈を表現できる。
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2ndQ |
9週 |
平成期の日本文学(1) |
平成期の日本文学作品について、作品の背景を含めた概要について知る。
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10週 |
平成期の日本文学(2) |
平成期の日本文学作品について、文学史的な知識を背景に、自分なりに読み解き解釈することができる。
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11週 |
平成期の日本文学(3) |
平成期の日本文学作品について、自分なりの解釈を表現することができる。また、他の受講者の解釈を評価することができる。
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12週 |
ゼロ年代以降の日本文学(1) |
ゼロ年代以降の日本文学作品について、作品の背景を含めた概要について知る。
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13週 |
ゼロ年代以降の日本文学(2) |
ゼロ年代以降の日本文学作品について、文学史的な知識を背景に、自分なりに読み解き解釈することができる。
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14週 |
ゼロ年代以降の日本文学(3) |
ゼロ年代以降の日本文学作品について、自分なりの解釈を表現することができる。また、他の受講者の解釈を評価することができる。
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15週 |
日本現代文学まとめ |
講義全体で学んだことを、系統的に理解する。また、様々な作品を関連づけてテーマを設定し、自分なりの考えを表現できる。
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16週 |
〔前期末試験〕 |
平成期~ゼロ年代以降の日本文学作品について、基礎的な知識を有している。また、作品を読み解き、自分なりの解釈を表現できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 専門的能力の実質化 | PBL教育 | PBL教育 | 工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。 | 4 | |
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。 | 4 | |
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。 | 4 | |
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。 | 4 | |
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。 | 4 | |
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。 | 4 | |
分野別の専門工学 | 建築系分野 | 設計・製図 | 建築図面を模写し、模写した図面が理解している。 | 2 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 2 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 2 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |