到達目標
1. 情報セキュリティについて理解し、対応できる
2. 論文の作成に必要な情報を収集することができる
3. 意見や実験の結果を論文にまとめることができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報セキュリティについて理解し、対応できる | 情報セキュリティ問題とその対策について説明することができる | セキュリティインシデントについて、対応策を調べることができる | セキュリティリスクについて、事例を挙げることができない |
論文の作成に必要な情報を収集することができる | 自身の研究テーマに対して、新規性を見つけることができ、論文のテーマを決定できる | 既往研究の論文を検索でき、論文から目的や手法や結果の本質をつかむ | 既往研究の論文を検索できない |
意見や実験の結果を論文にまとめることができる | 論文が書ける | 実験のレポートを作成できる | 実験レポートを作成できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
コンピュータやインターネットの発展に伴い、社会の情報化が進んでいる。このような情報化社会における研究及び論文の作成という切り口で、情報セキュリティと論文の作成方法について学習する。
授業の進め方・方法:
本科目は、研究活動の一つである論文の作成を主題としつつ、情報セキュリティ(データの漏えいや暗号化や通信の秘匿や人物の証明や最近のセキュリティ事案)について学ぶ。なお、後半の課題である論文の作成中は随時添削を行うため、少人数制とする。後期末に取り組むことになる卒研への準備として取り組んで欲しい。
注意点:
*各自、ノートパソコンを持参してください。
*課題のために、授業時間外の作業も多数あります。
*教科書は使わないので、講義の要点を意識しながらノートをまとめること。WordやEvernoteなどでまとめてもOKです。
*作業内容は随時メモを取り、記録すること。パソコンの作業はなぜかノートを取らない学生が多いが、内容を覚えている学生はほぼ皆無です。
*不明な点は必ず質問して欲しい。メールでの質問も受け付けている。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,研究活動と情報 |
研究活動および、研究活動と情報技術の関わりについて理解する
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2週 |
研究のための情報収集 |
論文の検索ができる
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3週 |
通信のセキュリティと公開鍵暗号 |
守るべき情報の取捨選択ができる
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4週 |
公開鍵暗号による暗号化と復号 |
情報を暗号化できる
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5週 |
一般的なセキュリティ |
攻撃の種類を説明できる
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6週 |
最近のセキュリティ事件動向 |
最近のセキュリティ事件の動向を説明できる
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7週 |
論文の内容を決める |
論文のテーマを決め、発表する
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8週 |
論文の書き方 |
論文執筆の作法を学ぶ
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2ndQ |
9週 |
図の作成 |
ExcelとWordを使った図の作成を説明できる
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10週 |
図の作成 |
論文に掲載できる図を作成する
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11週 |
手法や結果の章の作成 |
手法や結果の章の書き方が分かる
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12週 |
はじめに(背景や目的)の章の作成 |
背景や目的の章の書き方が分かる
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13週 |
アブストラクトの作成 |
アブストラクトの書き方が分かる
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14週 |
論文の作成 |
論文の作成方法を身につける
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15週 |
論文の作成 |
論文の作成方法を身につける
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16週 |
試験返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 40 | 70 |
専門的能力 | 0 | 30 | 30 |