到達目標
1.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータを選定できる.
2.様々な分野からの意見や要望をまとめて一つの形にすることが出来る.
3.入出力回路についてデータの要求仕様をまとめることが出来る.
4.一つの課題をグループで協力して製作できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータを選定できる. | 実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータすべてを選定できる. | 実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータをある程度選定できる. | 実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータを選定できない. |
2.様々な分野からの意見や要望をまとめて一つの形にすることが出来る. | 様々な分野からの意見や要望をすべてまとめて一つの形にすることが出来る. | 様々な分野からの意見や要望をある程度まとめて一つの形にすることが出来る. | 様々な分野からの意見や要望をまとめて一つの形にすることが出来ない. |
3.入出力回路についてデータの要求仕様をまとめることが出来る. | 応用的な入出力回路についてもデータの要求仕様をまとめることが出来る. | 簡単な入出力回路についてデータの要求仕様をまとめることが出来る. | 簡単な入出力回路についてもデータの要求仕様をまとめることが出来ない. |
4.一つの課題をグループで協力して製作できる. | 一つの課題をグループで協力して製作できる. | 一つの課題をある程度グループで協力して製作できる. | 一つの課題をグループで協力して製作できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
コンピュータは我々の生活の中の至る所にある.本セミナーではコンピュータを道具として使う基礎について学ぶことで,ワンチップマイクロコンピュータ(以下,ワンチップマイコンと呼ぶ)を使って「my」コンピュータを作ることを目標とする.
授業の進め方・方法:
全学科の学生を対象とし,原則として学科の異なる学生でグループを構成する.グループ毎に収集するデータの選定や必要なセンサなどを調査し,システム概要を決定する.ワンチップマイコンはこちらで準備するが,入出力ポートからデータを収集する部分については,簡単な回路を作成する.また,最終的には発表会を開催して各グループの作成したシステムについて成果を発表する.受け入れ人数は20名程度を目安とする.
グループ内で業務分担しながら活発にディスカッションを進めること.疑問点はまず自分たちで調べた上で質問をすると修得が早い.
注意点:
システム設計から回路製作まで実習をメインに実施するので,グループ内で大いにディスカッションをして積極的に参加してもらいたい.
全学科の学生を対象に敷居を低く設定しているので,日頃コンピュータを苦手と感じている学生にこそ,受講して欲しい.
受講に当たっては指導教員やグループの仲間と密接な連絡を取り,絶えず意見交換をはかること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,グループ分け,ワンチップマイコンシステム(Arduino)の概要 |
,ワンチップマイコンシステム(Arduino)の概要を理解できる。
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2週 |
マイコン機能,LED点滅回路のプログラミング |
Arduinoを用いた簡単な入出力プログラムの仕組みを理解できる。
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3週 |
システムの設計案を検討 |
グループ内で作成しようとするシステムの設計案をまとめることができる。
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4週 |
システム概要設計1 |
グループ内でシステムの概要設計を検討し、まとめることができる。
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5週 |
システム概要設計2および設計仕様レビュー |
グループ内でシステムの概要設計を検討し、まとめることができる。まとまった設計仕様のレビューを行うことができる。
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6週 |
回路設計1 |
グループ内で共働しながら回路の個別設計を行うことができる。
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7週 |
回路設計2 |
グループ内で共働しながら回路の個別設計を行うことができる。
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8週 |
回路設計3 |
グループ内で共働しながら回路の個別設計を行うことができる。
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2ndQ |
9週 |
回路製作1 |
グループ内で共働しながら回路の制作とプログラミングを行うことができる。
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10週 |
回路製作2 |
グループ内で共働しながら回路の制作とプログラミングを行うことができる。
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11週 |
回路製作3 |
グループ内で共働しながら回路の制作とプログラミングを行うことができる。
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12週 |
回路製作4 |
グループ内で共働しながら回路の制作とプログラミングを行うことができる。
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13週 |
回路製作5,発表準備 |
グループ内で共働しながら回路の制作とプログラミングを行うことができる。 発表資料を作ることができる。
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14週 |
製作物レビュー(発表会) |
制作したマイコンシステムのグループ発表をすることができる。
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15週 |
報告書作成データのまとめ |
報告書作成のためのデータ作りをすることができる。
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16週 |
報告書作成,提出 |
報告書を作成し、提出することができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 回路 | 発表 | 報告書 | 自己評価 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 15 | 30 | 15 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 15 | 15 | 10 | 60 |
専門的能力 | 15 | 0 | 10 | 5 | 30 |
分野横断的能力 | 5 | 0 | 5 | 0 | 10 |