古典文学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 古典文学
科目番号 0270 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 道園 達也

到達目標

1.歴史的仮名遣いの古文を音読できる。
2.提示された論点を整理し、討論できる。
3.自ら課題を設定し、自分なりに考察できる。
4.課題に対して、主体的に取り組むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1歴史的仮名遣いの古文を、流暢に音読できる。歴史的仮名遣いの古文を音読できる。歴史的仮名遣いの古文を音読できない。
評価項目2提示された論点を整理し、積極的に討論できる。提示された論点を整理し、討論できる。提示された論点を整理し、討論できない。
評価項目3自ら課題を設定し、自分なりに考察し、論理的に分かりやすく表現できる。自ら課題を設定し、自分なりに考察できる。自ら課題を設定し、自分なりに考察できない。
評価項目4課題に対して、主体的に取り組むことができる。課題に対して、主体的に取り組むことができる(8割以上)。課題に対して、主体的に取り組むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古典文学に表現された人間の知を読み解きたい。人生や社会、自然に対する思想と感性は、共通性と差異によって〈いま・ここ〉に生きる私たちの姿を照らし出してくれる。
様々な古典文学を読むことで、その一端に触れたい。
授業の進め方・方法:
毎時発表資料を配付して、様々な古典文学を読む。それぞれの作品について概要を紹介し、読解のポイントを示すので整理して理解してほしい。古文への抵抗感をやわらげ、その世界が身近に感じられるように配慮したい。
注意点:
授業で取り上げた古典文学作品について概要とともに、読解のポイントを理解すること。
ディスカッションに積極的に参加し、成果物を確実に提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(近現代文学から古典文学へ) 授業の概要を理解する。
2週 古事記 概要と読解のポイントを理解する。
3週 竹取物語 同上
4週 伊勢物語 同上
5週 住吉物語 同上
6週 源氏物語(1) 同上
7週 源氏物語(2) 同上
8週 中間試験 概要と読解のポイントを理解し、分かりやすい文章で説明できる。
2ndQ
9週 奥の細道 概要と読解のポイントを理解する。
10週 曽根崎心中(1) 同上
11週 曽根崎心中(2) 同上
12週 雨月物語(1) 同上
13週 雨月物語(2) 同上
14週 怪談牡丹灯籠 同上
15週 前期末試験 概要と読解のポイントを理解し、分かりやすい文章で説明できる。
16週 前期末試験の返却と解説 同上

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験討論・課題音読合計
総合評価割合504010000100
基礎的能力504010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000