情報処理II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理II
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生物化学システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 別途資料を配布
担当教員 池田 直光

到達目標

1. コンピュータによる各種のデータ処理について基本概念が理解できる。
2. アナログからデジタルへの変換について理解できる。
3. デジタル処理の代表としてフーリエ変換の概要を理解できる。
4. 実際の簡単なデジタルシステムの制御について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1. コンピュータによる各種のデータ処理について基本概念が理解できる。コンピュータによる各種のデータ処理について、対象の性質や特性を把握しながら、その基本概念を説明することができる。コンピュータによる各種のデータ処理について、その基本概念を説明することができる。コンピュータによる各種のデータ処理について、その基本概念を説明することができない。
2. アナログからデジタルへの変換について理解できる。アナログからデジタルへの変換について、その過程を具体的に説明することができる。アナログからデジタルへの変換について、その基本的な事柄を説明することができる。アナログからデジタルへの変換について、その基本的な事柄を説明することができない。
3. 離散フーリエ変換の概要を理解できる。離散フーリエ変換について、アナログの場合と比較しながら、説明することができる。デジタル処理の代表として離散フーリエ変換の概要を説明することができる。デジタル処理の代表として離散フーリエ変換の概要を説明することができない。
4. 実際の簡単なデジタルシステムの制御について理解できる。 実際の簡単なデジタルシステムの制御について、アナログと比較しながら、その概要を説明できる。 実際の簡単なデジタルシステムの制御について、その概要を説明できる。 実際の簡単なデジタルシステムの制御について、その概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 2-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は情報処理Ⅰを受けて、コンピュータで扱う連続値データや離散値データの処理について、より具体的な技術を学ばせる科目である。これらの入力データから有効な出力を得るための手法や注意点を具体的なプログラム作成を通して学ばせる。データ構造やアルゴリズムを意識した各種の手法やその応用としてフーリエ変換を代表とするデジタルでの信号処理など、コンピュータでデータを処理するための手法を含めた内容となる。
授業の進め方・方法:
講義は広範囲の内容を扱うので、できるだけ具体的な例を示して授業を進めていきたい。また、プログラミングの際には、例題を多く取り入れていく。
注意点:
事前に実施内容についての概要を確認しておく。授業後は内容を再度見直して、自分の力だけで課題に取り組んでみる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 講義概要の説明
2週 AD変換-標本化
3週 AD変換-量子化
4週 AD変換の演習
5週 フーリエ変換
6週 離散フーリエ変換
7週 フーリエ変換の演習Ⅰ
8週 〔中間試験〕
4thQ
9週 ファイル処理
10週 リスト構造
11週 フーリエ変換の演習Ⅱ
12週 その他のアルゴリズム
13週 システム制御の演習Ⅰ
14週 システム制御の演習Ⅱ
15週 〔前期末試験〕
16週 前期末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力2000001030
専門的能力6000001070
分野横断的能力0000000