クリエイティブアーツ

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 クリエイティブアーツ
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物化学システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 西村一也担当分は『感じる表す美術』浜島書店を使用する。小島俊輔ほか担当分については、教科書は使用しない。
担当教員 小島 俊輔,五十川 読,上土井 幸喜,藤本 洋一,四宮 一郎,時松 雅史,磯谷 政志,小鉢 暢夫,関 文雄,東田 洋次,村田 美友紀,濵田 さやか,道園 達也,岩下 いずみ,福井 由美子,西村 一也

到達目標

美術(西村担当)について、履修の意義と目的を理解し、下記の項目を目標とする。
・観察による主題の新鮮な把握ができる。色彩や形態を意図的に捉えて表すことができる。創造的に主題を追求し、工夫して表現ができる。
・目的や条件、意図に応じた表し方、色彩、文字、材料や用具、制作方法の工夫ができる。
・形態の捉え方を習得できる。明暗、陰影、比例、均衡、動勢などの表現を工夫できる。

創作演習(小島ほか)について、履修の意義と目的を理解し、下記の項目を目標とする。
・様々な手法の活用と自由な発想により、アイデアを形にすることができる。
・他者とコミュニケーションを図りながら、主体的に取り組むことができる。
・課題を完成させるまで、意欲的に取り組むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
美術評価項目1美術を学ぶ目的を積極的に考え、自分なりの考えを持っている。美術を学ぶ目的と考えを一程度持ち合わせている。美術を学ぶ目的が不明瞭である。
美術評価項目2モチーフとなる静物や風景といったものに関心を持ち、配置や視点を工夫して構想を練り、主体的に主題を設定して造形的な効果を生かし、創造的に表現することができる。モチーフとなる静物や風景といったものに関心を持ち、配置を工夫、主題を追求し表現することができる。対象となるモチーフを自由に組み立てて画面構成を考えることができない。
美術評価項目3基礎的な色彩理論を理解し、配色がもたらす効果を知り積極的にデザイン作品に生かすことができる。基礎的な色彩理論を一程度理解し、デザイン作品に効果的な配色ができる。基礎的な色彩理論を理解できず、デザイン作品への効果的な配色ができない。
美術評価項目4モチーフとなる石膏形態を立体表現の諸要素である、形、明暗、マッスが作品に正確に描写することができる。モチーフの石膏形態を立体表現の諸要素である形、明暗、マッスが作品に一応描写することができる。立体表現に要する形、明暗、マッスが作品に描写することができない。
創作演習評価項目1優れたアイデアを形にして、完成度の高い作品に仕上げることができる考えたこと、想像したことを形にして表現することができる考えたこと、想像したことを形にして表現することができない
創作演習評価項目2担当教員や受講生と頻繁に相談、あるいは協働しながら、課題の完成に向けて取り組むことができる担当教員や受講生と相談。あるいは協働しながら、課題に取り組むことができる担当教員や受講生と相談、あるいは協働しながら、課題に取り組むことができない
創作演習評価項目3制作予定時間を十二分に使って、意欲的に自分の課題に取り組むことができる制作予定時間内で、自分の課題に取り組み、完成させることができる製作時間内で、自分の課題を完成し、提出することができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 4-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
クリエイティブアーツは美術と創作演習の内容から構成される。美術の創造活動を通して美的体験を豊かにし、美術を愛好する心情を養う。創作演習では、様々な活動を通して、仲間とともに、アイデアを形にする楽しさ、喜びを味わうことで、創造的な技術者になるための素質を養う。
授業の進め方・方法:
クリエイティブアーツは美術と創作演習を半期づつ実施する。美術内容について、新鮮な感動、想像による主題の把握が出来るようにする。課題の中で多様な見方、表現方法の工夫ができるようにする。意図に応じた材料や用具の活用ができるようにする。創造演習では複数のコースから、学生が2つのコースを受講し、それぞれの教員の指導に従って活動を行う。原則、1コース四半期とし、与えられた課題を完成、提出させる。
注意点:
美術、創作演習ともに授業での課題を評価対象とするので、必ず提出期限内に課題を完成させた上で、担当教員に提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 色彩の基礎①(色の基礎知識) 色のしくみや性質を理解することができる。
2週 色彩の基礎②(混色) 三原色からどんな色でも作れることを学び意図に応じた色彩表現をすることができる。
3週 色彩の基礎③(配色) 作品制作における効果的な配色について理解を深め意図に応じた配色表現をすることができる。
4週 平面基礎①(表現方法) さまざまな技法について理解を深め、意図に応じた技法表現をすることができる。
5週 平面基礎②(構図・構成) 作品制作における効果的な構図・構成について理解を深め意図に応じた表現をすることができる。
6週 デザイン基礎①(発想) 新しい何かをつくり出す様々な発想方法を理解しアイディアを形にすることができる。
7週 デザイン基礎②(ポスター制作・エスキース) 意図した内容を伝えるため最も効果的なレイアウトや配色を考え工夫して製作することができる。
8週 デザイン基礎③(ポスター制作) ②をふまえてポスター制作をすることができる。
2ndQ
9週 デザイン基礎④(作品講評) クラスメイトのポスターを鑑賞し、作者の意図や心情を理解することができる。
10週 デッサン基礎①(クロッキー・素描) クロッキーやモチーフを描くことができる。
11週 デッサン基礎②(観察・素描) ①をふまえてモチーフを観察し質感や生命感を表現する楽しさを感じることができる。
12週 彫刻基礎(模刻) 彫刻・彫塑の技法を十分に理解することができる。
13週 絵画基礎(人物画・静物画・風景画・構想画) 絵画表現(人物画・静物画・風景画・構想画)に関心がもて、制作方法を十分に理解することができる。
14週 作品鑑賞(パブロ・ピカソ) パブロ・ピカソの一生を通じどのように作品を制作していったのかを鑑賞し、作者の意図や心情を考えることができる。
15週 課題提出
16週 創作演習ガイダンス・コース選択
後期
3rdQ
1週 コース1の制作① コミニュケーションを図りながら主体的に取り組むことができる
2週 コース1の制作② 同上
3週 コース1の制作③ 同上
4週 コース1の制作④ 同上
5週 コース1の制作⑤ 意欲的に取り組むことができる
6週 コース1の制作⑥ 同上
7週 コース1の制作⑦ 同上
8週 コース1の課題提出
4thQ
9週 コース2の制作① コミニュケーションを図りながら主体的に取り組むことができる
10週 コース2の制作② 同上
11週 コース2の制作③ 同上
12週 コース2の制作④ 同上
13週 コース2の制作⑤ 意欲的に取り組むことができる
14週 コース2の制作⑥ 同上
15週 コース2の制作⑦ 同上
16週 コース2の課題提出

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前2,前3,前9,前10,後1,後2,後9,後10
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2前4,前11,後3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力080000080
専門的能力0000000
分野横断的能力020000020