国語III

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語III
科目番号 0057 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物化学システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「パスポート国語必携」(桐原書店)、「論理力ワークノート」(第一学習社)、「評論速読1500」(数研出版)
その他配布資料
担当教員 道園 達也

到達目標

1.言語運用能力の基礎となる語彙力および国語常識を身に着ける。
2.文章の論理的読解力を身に着ける。
3.グループディスカッションの成果を資料にまとめ、発表することができる。
4.参考文献を用いたスピーチとレポート作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.言語運用能力の基礎となる語彙力および国語常識を身に着ける。言語運用能力の基礎となる語彙力および国語常識を身に着けるために継続的に取り組むことができる。言語運用能力の基礎となる語彙力および国語常識を身に着ける。言語運用能力の基礎となる語彙力および国語常識を身に着けられない。
2.文章の論理的読解力を身に着ける。文章の論理的読解力を身に着け、様々な文章読解に応用することができる。文章の論理的読解力を身に着ける。文章の論理的読解力を身に着けられない。
3.グループディスカッションの成果を資料にまとめ、発表することができる。グループディスカッションの成果を分かりやすく資料にまとめ、積極的に発表することができる。グループディスカッションの成果を資料にまとめ、発表することができる。グループディスカッションの成果を資料にまとめ、発表することができない。
4.参考文献を用いたスピーチとレポート作成ができる。参考文献を用いた分かりやすいスピーチとレポートを作成することができる。参考文献を用いたスピーチとレポート作成ができる。参考文献を用いたスピーチとレポート作成ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 5-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
言語運用能力の基礎となる語彙力および国語常識を身に着け、様々な文章を論理的に読解する能力を育成する。
グループディスカッションの成果を資料にまとめ、発表をおこなうとともに自らテーマを設定し、参考文献を用いてスピーチおよびレポート作成に取り組む。
授業の進め方・方法:
毎時語彙力小テスト、確認テストを実施する。
グループディスカッションをおこない、その成果を資料にまとめ、発表をおこなう。また、自ら設定したテーマについて参考文献を用いてスピーチおよびレポート作成に取り組む。
注意点:
毎時の語彙力小テスト、確認テストは継続的かつ効果的な学習に取り組んでください。
課題は授業中の時間を有効に使うよう心掛けてください。
WebClassを用いて出席の回答、課題の提出をおこないますので、各自デバイスを準備して、ご参加ください。
質問は随時受け付けます。対面でもチャットでもかまいません。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
日本語力測定試験
年間計画を理解する。
日本語力について、現在の実力を把握する。
2週 語彙力小テスト_基本編第1回
日本語力測定試験解説
語彙力を高める。
日本語力について、現在の実力を把握する。
3週 語彙力小テスト_基本編第2回
論理力第1章1 相手意識・目的意識
語彙力および論理力・表現力を高める。
4週 語彙力小テスト_基本編第3回
論理力第1章2 言い換え・要約
語彙力および論理力・表現力を高める。
5週 語彙力小テスト_確認テスト①(基本編第1回~第3回)
論理力第1章3 問い(問題意識)と答え
語彙力および論理力・表現力を高める。
6週 語彙力小テスト_基本編第4回
評論速読1500(8)
語彙力および論理力・表現力を高める。
7週 語彙力小テスト_基本編第5回
評論速読1500(9)
語彙力および論理力・表現力を高める。
8週 語彙力小テスト_基本編第6回
評論速読1500(10)
語彙力および論理力・表現力を高める。
2ndQ
9週 語彙力小テスト_確認テスト②(基本編第4回~第6回)
SDGs参考文献_情報収集
語彙力および情報収集力を高める。
10週 語彙力小テスト_基本編第7回
SDGs参考文献_資料作成
語彙力および資料作成力を高める。
11週 語彙力小テスト_基本編第8回
SDGs参考文献_発表会(1)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
12週 語彙力小テスト_基本編第9回
SDGs参考文献_発表会(2)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
13週 語彙力小テスト_確認テスト③(基本編第7回~第9回)
学びの方法_グループディスカッション
語彙力を高める。
グループディスカッションに取り組む。
14週 学びの方法_資料作成 資料作成力を高める。
15週 学びの方法_発表会
口頭発表に取り組む
16週 前期の振り返り 前期の学習を振り返る。
後期
3rdQ
1週 論理力第2章4 具体・抽象(一般)
評論速読1500(11)
論理力・表現力を高める。
2週 語彙力小テスト_基本編第10回
論理力第2章5 対比・類比+評論速読1500(13)
語彙力および論理力・表現力を高める。
3週 語彙力小テスト_基本編第11回
論理力第2章6 原因・結果
語彙力および論理力・表現力を高める。
4週 語彙力小テスト_基本編第12回
自由テーマの発表会(1)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
5週 語彙力小テスト_確認テスト④(基本編第10回~第12回)
自由テーマの発表会(2)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
6週 語彙力小テスト_基本編第13回
自由テーマの発表会(3)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
7週 語彙力小テスト_基本編第14回
自由テーマの発表会(4)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
8週 語彙力小テスト_発展編第1回
自由テーマの発表会(5)
語彙力を高める。
口頭発表に取り組む。
4thQ
9週 語彙力小テスト_確認テスト⑤(基本編第13回・第14回・発展編第1回)
論理力第3章8 主張・理由・具体例+評論速読1500(14)
語彙力および論理力・表現力を高める。
10週 語彙力小テスト_発展編第2回
論理力第3章9 主張・理由・具体例・隠れた前提
語彙力および論理力・表現力を高める。
11週 語彙力小テスト_発展編第3回
論理力第3章10 譲歩表現
語彙力および論理力・表現力を高める。
12週 語彙力小テスト_発展編第4回
論理力第3章11 演繹・帰納
語彙力および論理力・表現力を高める。
13週 語彙力小テスト_確認テスト⑥(発展編第2回~第4回)
夏目漱石の文学_グループディスカッション
語彙力を高める。
グループディスカッションに取り組む。
14週 夏目漱石の文学_資料作成 資料作成力を高める。
15週 夏目漱石の文学_発表会 口頭発表に取り組む。
16週 後期の振り返り 後期の学習を振り返る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前2,前4,前9,前11,後5
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前2,前4,前9,前11,後5
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前6,前13,後1,後3,後9,後10,後11,後12
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前1,前15,後7,後15
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前1,前15,後7,後15
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前1,前15,後7,後15
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前1,前15,後7,後15
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3前15
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前15
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前15
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後10,後11,後12,後13
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
合意形成のために会話を成立させることができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
事実をもとに論理や考察を展開できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前3,前5,前7,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後13,後14
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前15,後7,後15
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前15,後7,後15

評価割合

語彙力課題振り返り合計
総合評価割合306010100
基礎的能力3060090
専門的能力0000
分野横断的能力001010