到達目標
1.微生物学発展の歴史について簡単な説明できる.
2.微生物の構造について簡単に説明できる.
3.微生物の種類とその特徴を説明できる.
4.微生物実験において基本となる培養法や増殖の測定法や増殖各段階の特徴を説明できる.
5.自然界における微生物の役割について簡単に説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 微生物学発展の歴史について説明でき,微生物学発展に寄与した科学者とその業績について説明できる. | 微生物学発展に寄与した科学者とその業績について説明できる. | 微生物学発展に寄与した科学者とその業績について説明できない. |
評価項目2 | 他の生物とは異なる微生物の構造的な特徴について説明できる. | 微生物の構造について簡単に説明できる. | 微生物の構造について説明できない. |
評価項目3 | 微生物の種類とその特徴を説明でき、簡単な分類もできる. | 微生物の種類とその特徴を説明できる. | 代表的な微生物について説明できない. |
評価項目4
| 微生物の種類により適した増殖方法や測定法について説明できる. | 微生物実験において基本となる培養法や増殖の測定法や増殖各段階の特徴を説明できる. | 培養方法・増殖の測定法を説明できない. |
評価項目5 | 自然界における微生物の役割について最新の知見も取り入れ説明できる. | 自然界に存在する微生物について簡単に説明できる. | 自然界に存在する微生物について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
微生物は肉眼では見ることの出来ない生物であるが,至るところに存在する生物である.この科目では微生物とはどのような生物であるのか,微生物の生育条件,微生物の働き,微生物の進化・分類について概説する.
授業の進め方・方法:
前半(弓原担当)では,微生物学発展の歴史,微生物とはどのような生物であるのかを主要な微生物の特徴と共に解説する.各授業後に関連演習問題をアップするので,次回授業までに必ず自分で解いておくこと(課題).後半(富澤担当)では微生物を用いる実験で必須の知識である微生物の生育条件や殺菌・滅菌法について解説する.人と微生物がどのように関係しているのかについても学ぶ.資料は web class にアップするので,授業前までに各自で準備しておくこと.
注意点:
この科目は専門基礎科目であるため,まずは「専門用語(単語含む)」を覚えることが必要である。またバイオテクノロジーは新しい分野のため,英単語がそのまま和名になることも多い.他科目よりは英単語が頻繁に出てくるため,必ず復習することを心がけてください.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
微生物学の歴史 |
微生物とヒトとの関わり,科学的な発展について説明できる.
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3週 |
微生物の生物学的位置 |
生物学における微生物の位置について説明できる.
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4週 |
生命の起源 |
生命の起源・進化の研究と微生物の関係について説明できる.
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5週 |
微生物の分類1 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる.
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6週 |
微生物の分類2 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる.
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7週 |
まとめ1 |
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8週 |
〔中間試験〕 |
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2ndQ |
9週 |
試験の返却と解説 |
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10週 |
微生物の分類3 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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11週 |
微生物の分類4 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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12週 |
微生物の分類5 |
ウイルスの種類と特徴について説明できる。
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13週 |
微生物の分類6 |
ウイルスの種類と特徴について説明できる。
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14週 |
まとめ2 |
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15週 |
〔前期末試験〕 |
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16週 |
前期末試験の返却と解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
増殖と培地 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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2週 |
微生物増殖と環境因子1 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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3週 |
微生物増殖と環境因子2 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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4週 |
微生物操作法1 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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5週 |
微生物操作法2 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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6週 |
微生物操作法3 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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7週 |
まとめ3 |
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8週 |
〔中間試験〕 |
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4thQ |
9週 |
試験の返却と解説 |
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10週 |
増殖曲線と速度論 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。
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11週 |
微生物の遺伝と遺伝情報の発現1 |
微生物の遺伝、分子生物学に利用されている微生物、生産物質について説明できる。
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12週 |
微生物の遺伝と遺伝情報の発現2 |
微生物の遺伝、分子生物学に利用されている微生物、生産物質について説明できる。
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13週 |
微生物による物質循環 |
微生物の自然界における物質循環、微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。
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14週 |
まとめ4 |
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15週 |
〔学年末試験〕 |
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16週 |
学年末試験の返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 前3,前4,後1,後5,後6 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 前5,前6,前10,後1,後5 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。 | 4 | 後1 |
微生物の育種方法について説明できる。 | 4 | 後1 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。 | 4 | 前11,前14,後2,後3 |
アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。 | 3 | 前2 |
食品加工と微生物の関係について説明できる。 | 3 | 前2 |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 3 | 前2 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 3 | 後13 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 |
専門的能力 | 50 | 50 |