到達目標
本講義では、「生体分子の代謝機構」および「光合成によるエネルギー獲得の仕組み」を大きなテーマとして取り扱う。
その中で、
・生体分子の代謝の全体像を把握し、つながりを理解できる。
・各生体分子の代謝機構を理解し、説明できる。
・光合成によるエネルギー獲得機構を理解し、説明できる。
ようになることを目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
生体分子の代謝の全体像を把握し、つながりを理解して説明できる。 | 生体分子の代謝の全体像を把握し、つながりを理解して明確に説明できる。 | 生体分子の代謝の全体像を把握し、つながりを理解して説明出来る。 | 生体分子の代謝の全体像を把握し、つながりを理解して説明出来ない。 |
評価項目2
各生体分子の代謝機構について理解し、説明できる。 | 各生体分子の代謝機構について理解し、明確に説明できる。 | 各生体分子の代謝機構について理解し、説明できる。 | 各生体分子の代謝機構について理解し、説明できない。 |
評価項目3
光合成によるエネルギー獲得機構について理解し、説明できる。 | 光合成によるエネルギー獲得機構について理解し、明確に説明できる。 | 光合成によるエネルギー獲得機構について理解し、説明できる。 | 光合成によるエネルギー獲得機構について理解し、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1~3年次にも習ったように、ヒトを含めた生物(生体)は、様々な分子で構成され、様々な化学反応が起こることで生命活動を維持している。この授業では、各生体分子の代謝機構、およびその全体の流れ、また、光合成によるエネルギーの生産・獲得機構について学ぶ。
授業の進め方・方法:
主に教科書に沿って進めるが、必要に応じてプリントを配布する。適宜課題を課すので、自主的に取り組むこと。
講義の大まかな流れとして、前半は「生体分子の代謝機構」について、後半は「光合成によるエネルギーの獲得機構」について学び、生体の物質・エネルギー代謝機構について学習する。
注意点:
*1~3年次の講義内容を把握していることが重要。しっかり復習しておくこと。
*成績評価について:中間試験と期末試験の2回の試験で評価し、中間試験と期末試験の平均が6割以上で合格点とする。
*質問は出来る限り対応するので、気軽に来室してください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 1~3年次の復習 |
本講義の到達目標、評価、概要、講義の進め方を確認すると共に、これまでの学習内容を復習する。
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2週 |
クエン酸回路について(1) |
クエン酸回路について理解し、説明できる。
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3週 |
クエン酸回路について(2) |
クエン酸回路について理解し、説明できる。
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4週 |
電子伝達系について(1) |
電子伝達系について理解し、説明できる。
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5週 |
電子伝達系について(2) |
電子伝達系について理解し、説明できる。
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6週 |
電子伝達系について(3) |
電子伝達系について理解し、説明できる。
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7週 |
脂質代謝 |
脂質代謝について理解し、説明できる。
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8週 |
前半のまとめ |
クエン酸回路から脂質代謝までについて理解し、自分の言葉で説明できる。
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2ndQ |
9週 |
〔前期中間試験〕 |
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10週 |
前期中間試験の答案返却と解説 アミノ酸代謝 |
アミノ酸代謝について理解し、説明できる。
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11週 |
核酸の代謝 |
核酸の代謝について理解し、説明できる。
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12週 |
光合成(1) |
光合成の仕組みについて理解し、説明できる。
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13週 |
光合成(2) |
光合成の仕組みについて理解し、説明できる。
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14週 |
後半のまとめ |
アミノ酸代謝、核酸の代謝、および光合成の仕組みについて理解し、自分の言葉で説明できる。
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15週 |
〔前期定期試験〕 |
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16週 |
前期定期試験の答案返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 4 | 前1 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 4 | 前12 |
生物化学 | グリコシド結合を説明できる。 | 2 | 前3 |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 2 | 前7 |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 2 | 前7 |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 2 | 前7 |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 2 | 前10 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 2 | 前10 |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 2 | 前10 |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 2 | 前10 |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 2 | 前11 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 2 | 前11 |
解糖系の概要を説明できる。 | 2 | 前1 |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 2 | 前1 |
各種の光合成色素の働きを説明できる。 | 4 | 前12 |
光化学反応の仕組みを理解し、その概要を説明できる。 | 4 | 前13 |
炭酸固定の過程を説明できる。 | 4 | 前14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |