到達目標
1. 生物工学の分野に必要な,実験手法について,原理と正しい操作法を習得する.
2. 興味ある内容について,実現可能なテーマ設定を行う.
3.実験を実施するにあたり、計画的な準備や後片付けを行う.
4.実験を行うための積極的な取り組みをする.
5.実験結果を記録し,データ整理を行う.
6.今までの講義や実習科目の基礎知識を活用する.
7.結果をわかりやすく示し,発表し,レポートを作成する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験テーマによる | 実験テーマによる | 実験テーマによる |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
5年次開講の「卒業研究」への導入を目的として,3年次開講の「化学系基礎実験」,「生物系基礎実験」および4年次開講の「生物化学基礎実験」で習得した生物工学の基礎的な知識と実験技術を活用して,教員の指導のもとに4名程度の小グループに分かれて,グループごとにテーマを設定し,実験材料の作成,実験条件の設定,実験データの収集,結果のまとめを行い,それを発表報告する
授業の進め方・方法:
これまでに学んだ専門分野の基礎知識と実験技術を応用し,興味ある項目ごとに少人数で指導教員と相談しながら,テーマを設定し,実験を計画・実行させる.その過程で,生物化学システム工学科が所有する実験機器類について,正しい操作法を習得させる.
興味あるテーマを設定・実行することで,創造力・企画力・応用力を養うことを目標とする.また創造実験で得た成果等については,グループ毎に発表会を行い,各自レポートを作成する.積極的に実験にとりくみ,これまでの実験技術の定着を図る.
注意点:
評価は、次の3項目、(1) 実施状況(達成目標,実習に取り組んだ時間数,その内容の記録の評価も含む)の評価点[40%]および(2) レポートの評価点[20%]ならびに(3)報告会の評価点[40%]で評価する.
項目(1):達成目標1-7について,5段階評価した評価点(35点満点)
項目(3):30点満点
次式により評価点を求める。
評価点={(1)の総計*(8/7)+(2)の評価点+(3)の評価点*(4/3)}
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
創造実験の授業方針・学習目標の説明 スケジュール説明,班分け,テーマ検討
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2週 |
実験等 |
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3週 |
実験等 |
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4週 |
実験等 |
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5週 |
実験等 |
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6週 |
実験等 |
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7週 |
実験等 |
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8週 |
実験等 |
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4thQ |
9週 |
実験等 |
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10週 |
実験等 |
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11週 |
実験等 |
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12週 |
実験等 |
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13週 |
実験等 |
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14週 |
報告会準備 |
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15週 |
報告会 |
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16週 |
報告書作成,後片付け |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 3 | |
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 実施状況 | レポート | 発表会 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 20 | 40 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 20 | 40 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |