概要:
微生物は肉眼では見ることの出来ない生物であるが,至るところに存在する生物である.この科目では微生物とはどのような生物であるのか,微生物の生育条件,微生物の働き,微生物の進化・分類について概説する.
授業の進め方・方法:
前半では,微生物学発展の歴史,微生物とはどのような生物であるのかを主要な微生物の特徴と共に解説する.後半では微生物を用いる実験で必須の知識である微生物の生育条件や殺菌・滅菌法についても解説する.人と微生物がどのように関係しているのかについても学ぶ.
注意点:
この科目は専門基礎科目であるため,まずは「専門用語(単語含む)」を覚えることが必要である。またバイオテクノロジーは新しい分野のため,英単語がそのまま和名になることも多い.他科目よりは英単語が頻繁に出てくるため,必ず復習することを心がけてください.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
微生物の歴史 |
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3週 |
微生物の分類1 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる。
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4週 |
微生物の分類2 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる。
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5週 |
微生物の分類3 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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6週 |
微生物の分類4 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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7週 |
まとめ1 |
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8週 |
〔中間試験〕 |
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2ndQ |
9週 |
試験の返却と解説 |
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10週 |
微生物細胞の構造 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる。真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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11週 |
増殖と培地 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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12週 |
栄養源 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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13週 |
微生物増殖と環境因子1 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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14週 |
微生物増殖と環境因子2 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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15週 |
〔前期末試験〕 |
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16週 |
前期末試験の返却と解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
微生物操作法1 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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2週 |
微生物操作法2 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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3週 |
微生物操作法3 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。
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4週 |
増殖曲線と速度論 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。
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5週 |
微生物の遺伝と遺伝情報の発現1 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる。真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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6週 |
微生物の遺伝と遺伝情報の発現2 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる。真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。
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7週 |
まとめ3 |
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8週 |
〔中間試験〕 |
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4thQ |
9週 |
試験の返却と解説 |
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10週 |
ウイルス1 |
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11週 |
ウイルス2 |
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12週 |
ウイルス3 |
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13週 |
微生物による物質循環1 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。
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14週 |
微生物による物質循環2 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。
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15週 |
〔学年末試験〕 |
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16週 |
学年末試験の返却と解説 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 1 | 前10 |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 1 | 前10 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 1 | 前10 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 2 | 前10,後5 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 2 | 前10,後5 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 2 | 後5 |
生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 1 | 前10,前12 |
単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 2 | 前11,前12 |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 1 | 前11,前12 |
グリコシド結合を説明できる。 | 1 | 前11 |
多糖の例を説明できる。 | 1 | 前11,前12 |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 1 | 前10 |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 2 | 前10 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 1 | 前11 |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 2 | 前10,後5 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 2 | 後5 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 2 | 後5 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 2 | 後5 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 2 | 後5 |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 1 | 前11,前13 |
解糖系の概要を説明できる。 | 1 | |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 1 | |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 1 | |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 3 | |
炭酸固定の過程を説明できる。 | 2 | |
生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 前3,前4,後1,後5,後6 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 前5,前6,前10,後1,後5 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。 | 4 | |
微生物の育種方法について説明できる。 | 3 | |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13,前14,後2,後3 |
アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。 | 3 | 前2 |
食品加工と微生物の関係について説明できる。 | 3 | 前2 |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 3 | 前2 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 4 | 後13 |