総合理科II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 総合理科II
科目番号 0207 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物化学システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「物理基礎,物理」 中村英二 他著 第一学習社,演習プリント(配布)
担当教員 東田 洋次

到達目標

下記のことに関する基本的な問題を解くことができる。
1.速度・加速度
2.力のつりあいと運動方程式
3.力学的エネルギーと運動量
4.波動
5.熱
6.円運動・単振動
7.電場と電位

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.速度,加速度について基本的な問題を解くことができる。さまざまな速度,加速度の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な速度,加速度の問題を解くことができる。基本的な速度,加速度の問題を解くことができない。
2.力のつりあいと運動方程式について基本的な問題を解くことができる。さまざまな力のつりあいと運動方程式の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な力のつりあいと運動方程式の問題を解くことができる。基本的な力のつりあいと運動方程式の問題を解くことができない。
3.力学的エネルギーと運動量について基本的な問題を解くことができる。さまざまな力学的エネルギーと運動量の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な力学的エネルギーと運動量の問題を解くことができる。基本的な力学的エネルギーと運動量の問題を解くことができない。
4.波動について基本的な問題を解くことができる。さまざまな波動の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な波動の問題を解くことができる。基本的な波動の問題を解くことができない。
5.熱について基本的な問題を解くことができる。さまざまな熱の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な熱の問題を解くことができる。基本的な熱の問題を解くことができない。
6.円運動と単振動について基本的な問題を解くことができる。さまざまな円運動と単振動の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な円運動と単振動の問題を解くことができる。基本的な円運動と単振動の問題を解くことができない。
7.電場と電位について基本的な問題を解くことができる。さまざまな電場と電位の問題を正しく扱い,的確に解くことができる。基本的な電場と電位の問題を解くことができる。基本的な電場と電位の問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
総合理科Ⅱは,これまでに学習した物理の集大成として問題演習を中心に実施する。物理Ⅰの知識を基礎にして,3年で開講される物理Ⅱの学習内容と平行しながら進める。様々な問題を解くことにより,これまでの学習内容を定着させるとともに,さらに理解を深めることをねらいとする。
授業の進め方・方法:
毎回課題を与えるので,各自で問題を解いて事前に提出すること。授業ではグループワークによってその詳細な解答を行い,その後,小テストによって理解度を確かめる。自分の力で考えて解く力とともに,互いに教え合うことでコミュニケーション能力を養成することも目指す。また,学習した物理の集大成としてグループワークによるものづくりも行う。
注意点:
今までに学習した内容をつなげて,幅広く専門学科の学習に活かせるように,よく考えて,互いに教え合うことが,より深い理解につながります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 速度・加速度と落体の運動(直線・平面) 直線・平面運動の速度・加速度を正しく記述し,問題を解くことができる。
2週 力の分解とつりあい、剛体のつりあいと重心 力を分解し,力のつりあいの問題を解くことができる。
剛体の力のつりあいと重心を正しく記述し,問題を解くことができる。
3週 運動の法則 運動の法則を適用し,問題を解くことができる。
4週 仕事と力学的エネルギー 仕事と力学的エネルギーに関して正しく記述し,問題を解くことができる。
5週 運動量と力積、衝突 運動量と力積について正しく記述し,問題を解くことができる。
6週 波の伝わり方とその性質 波の伝わり方や性質(重ね合わせ・干渉・反射・屈折)を正しく記述し,問題を解くことができる。
7週 音波・光波 音と光の波としての性質を適用し,問題を解くことができる。
8週 [後期中間試験]
4thQ
9週 後期中間試験の返却と解説
熱と温度、熱と仕事
熱と温度,熱と仕事の関係を正しく記述し,問題を解くことができる。
10週 円運動・単振動・万有引力・慣性力 円運動・単振動・万有引力・慣性力を正しく記述し,問題を解くことができる。
11週 電場と電位、コンデンサー、キルヒホッフの法則 電場と電位,コンデンサー,キルヒホッフの法則に関して正しく記述し,問題を解くことができる。
12週 総合演習(1) 学習した物理に関する総合的な問題を解くことができる。
13週 総合演習(2) 学習した物理に関する総合的な問題を解くことができる。
14週 総合演習(3) 学習した物理に関する総合的な問題を解くことができる。
15週 [後期期末試験]
16週 後期期末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物原核生物と真核生物の違いについて説明できる。4
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。4
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。4
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。2
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。2
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。2
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。2
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。2
細胞周期について説明できる。2
分化について説明できる。2
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。2
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。2
生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。1
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。1
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。1
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。1
ヌクレオチドの構造を説明できる。1
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。1
DNAの半保存的複製を説明できる。2
RNAの種類と働きを列記できる。1
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。2
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。1
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000