保健体育III

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 保健体育III
科目番号 0208 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物化学システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 適宜、資料を配布する。
担当教員 四宮 一郎,川尾 勇達,大森 眞治,森本 浩太郎

到達目標

1.技能の向上と各種大会の計画立案及び運営ができる。(生涯スポーツにつながるよう)
2.ルールを理解し、審判法を習得することができる。
3.社会的態度(規則を守る、責任感、協調性、安全性)を身につけ、行動することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実技・身体技能試験 (サッカー・テニス・バドミントン・ニュースポーツ・水泳)基本的な技術を身につけ、ルールを覚え、各チームで協力し積極的に練習や試合を運営することができる。 経験者はチームやクラスメイトに指導をし、被指導者の技能を高めることができる。基本的な技能を身につけ、ルールを覚え、各チームで協力し練習や試合に参加できる。 経験者はチームやクラスメイトに技能向上に関する指導をすることができる。基本的な技術を身につけたり、ルールを覚えたりすることが殆どできず、練習や試合に対して消極的な態度で参加している。 経験者でありながら、チームやクラスメイトに技能向上に関する指導や、競技や試合運営及び補助を行わない。
取り組み方・安全配慮・協力授業や各種目のルールに則って安全に行動ができる。また、授業で使う道具や施設の準備を行ったり、それらを安全に配置したりすることができる。 他者と協力・強調してチームのために参加・応援・補助をする活動ができる。授業や各種目のルールに則って安全に行動ができる。また、授業で使う道具や施設を適切に使用することができる。 自分本位な活動にならないように、参加・応援・補助をすることができる。授業や各種目のルールに則った行動や安全に配慮したプレー・活動ができない。また、授業で使う道具や施設を安全に適切に使用することができない。 個人活動の割合が多くなったり、自分本位な活動ばかり行ったりする。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
保健体育Ⅲでは保健体育Ⅰと同様に、走・跳・投・泳をバランスよく配合した種目で構成している。スポーツ分野での活動となるが、運動能力の基礎となる動作や体力を高め、運動の楽しみや身体との付き合い方、運動習慣について学び、社会性ある態度を身につけて学生諸君のより良い生き方につなげる鍵となる。
授業の進め方・方法:
保健体育Ⅲでは、サッカー、テニス、ニュースポーツ、バドミントン、水泳を実施する。水泳以外の4種目から3種目を選択し実施する。保健体育Ⅰ・Ⅱ同様学年一斉で行うので、男女比によってはグループ構成が変わるため、実施されない種目もある。
各種目では、基礎体力向上のためのトレーニングを兼ねた準備運動を行い、その後実技へと移行していく。
授業形態はグループでの活動が中心となるため、始めの説明を理解し、得意・不得意がある場合は教え合ったり、相談したりしながら学習の質を高め、ゲームや記録測定、実技試験に向けてステップアップしていくかたちをとる。
注意点:
授業で配布する資料以外にも、図書館に関連図書をそろえているので、自分で資料を集め理解を深めたり、方法を学んだりし、技術の向上に努めてほしい。
保健体育では、運動や健康・命の大切さ、生命活動の神秘を再認識し、授業で学んだことを日常生活で実践できるようになってほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション(授業の概要、受講上の注意、評価方法)、グループ分け 年間の授業の流れを把握し、評価方法、各グループのローテーションを確認する。
2週 新体力テスト(握力、上体起こし、反復横飛び、長座体前屈) 握力・上体起こし・反復横飛び・長座体前屈の測定を行い、自身の体力を把握する。
3週 新体力テスト(50m走、ハンドボール投げ、20mシャトルラン) 50m走・ハンドボール投げ・20mシャトルランの測定を行い、自身の体力を把握する
4週 テニス① オリエンテーション
     基本技術
授業の進め方を確認する。
基本的なストロークについて学ぶ。
5週 テニス② 基本的なストローク(フォア・バック)について学ぶ。
6週 テニス③ 基本的なストローク(フォア・バック)について技能を高める。
7週 テニス④ サーブ、ボレーの技術を学ぶ。
簡易ゲームを行い審判法を学ぶ。
8週 テニス⑤ シングルスゲームを行い、ゲームの運営方法を学ぶ。
2ndQ
9週 テニス⑥ シングルスゲームを行い、ゲームの運営方法を学ぶ。
10週 テニス実技評価 実技試験の課題をクリアする。
11週 テニス実技評価 実技試験の課題をクリアする。
12週 水泳① オリエンテーション
    泳力チェック
水泳の授業の流れについて確認する。
13週 水泳② 健康・安全に留意し、持久力などの身体能力を高め、できるだけ早く泳ぐことができる。
14週 水泳③ 同上
15週 水泳④ 同上
16週 水泳評価 50mタイムトライアルにて、自分の目標をクリアする。
後期
3rdQ
1週 サッカー①
ニュースポーツ①
オリエンテーション
授業の進め方を確認する。
グループ分けを行い、グループ内での係を確認する。
2週 サッカー②
ニュースポーツ②
パス・トラップ・シュートについて学ぶ。
ティーボールの基本技術について学ぶ。
3週 サッカー③
ニュースポーツ③
ダイレクトパス・リフティングについて学ぶ。
ティーボールのゲームを行い、運営方法を学ぶ。
4週 サッカー④
ニュースポーツ④(評価)
3:1のボールキープ技術について学び、簡易ゲームで審判法を学ぶ。
ティーボール実技試験の課題をクリアする。
5週 サッカー⑤
ニュースポーツ⑤
リーグ戦を行い、ゲームの運営方法を学ぶ。
フリスビーの基本技能を学ぶ。
6週 サッカー⑥
ニュースポーツ⑥(評価)
リーグ戦を行い、ゲームの運営方法を学ぶ。
フリスビー実技試験の課題をクリアする。
7週 サッカー実技評価
ニュースポーツ⑦
サッカー実技試験の課題をクリアする。
ソフトバレーの基本技能を学ぶ。
8週 サッカー実技評価
ニュースポーツ⑧(評価)
サッカー実技試験の課題をクリアする。
ソフトバレー実技試験の課題をクリアする。
4thQ
9週 バドミントン① 授業の進め方を確認する。
グループ分けを行い、グループ内での係を確認する。
10週 バドミントン② 基本技術を理解し、各種フライトについて学ぶ。
11週 バドミントン③ 半面での簡易ゲームを行い、ルールを理解する。
12週 バドミントン④ シングルス、ダブルスのゲームの進め方を理解し、ゲーム方法を学ぶ。
13週 バドミントン⑤ リーグ戦(シングルス)を行うことによって、ゲームの運営方法を学ぶ。
14週 バドミントン⑥ リーグ戦(ダブルス)を行うことによって、ゲームの運営方法を学ぶ。
15週 バドミントン実技評価 実技試験の課題をクリアする。
16週 バドミントン実技評価 実技試験の課題をクリアする。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力90001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000