複合工学セミナーI

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 複合工学セミナーI
科目番号 0227 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物化学システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「Arduinoをはじめよう」 Massimo Banzi著, 船田巧訳
担当教員 磯谷 政志,西 雅俊

到達目標

1.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータを選定できる.
2.様々な分野からの意見や要望をまとめて一つの形にすることが出来る.
3.入出力回路についてデータの要求仕様をまとめることが出来る.
4.一つの課題をグループで協力して製作できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータを選定できる.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータすべてを選定できる.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータをある程度選定できる.実験や計測で得られる各種データの中からコンピュータに取り込むことの出来るデータを選定できない.
2.様々な分野からの意見や要望をまとめて一つの形にすることが出来る.様々な分野からの意見や要望をすべてまとめて一つの形にすることが出来る.様々な分野からの意見や要望をある程度まとめて一つの形にすることが出来る.様々な分野からの意見や要望をまとめて一つの形にすることが出来ない.
3.入出力回路についてデータの要求仕様をまとめることが出来る.応用的な入出力回路についてもデータの要求仕様をまとめることが出来る.簡単な入出力回路についてデータの要求仕様をまとめることが出来る.簡単な入出力回路についてもデータの要求仕様をまとめることが出来ない.
4.一つの課題をグループで協力して製作できる.一つの課題をグループで協力して製作できる.一つの課題をある程度グループで協力して製作できる.一つの課題をグループで協力して製作できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータは我々の生活の中の至る所にある.本セミナーではコンピュータを道具として使う基礎について学ぶことで,ワンチップマイクロコンピュータ(以下,ワンチップマイコンと呼ぶ)を使って「my」コンピュータを作ることを目標とする.
授業の進め方・方法:
全学科の学生を対象とし,原則として学科の異なる学生でグループを構成する.グループ毎に収集するデータの選定や必要なセンサなどを調査し,システム概要を決定する.ワンチップマイコンはこちらで準備するが,入出力ポートからデータを収集する部分については,簡単な回路を作成する.また,最終的には発表会を開催して各グループの作成したシステムについて成果を発表する.受け入れ人数は20名程度を目安とする.
グループ内で業務分担しながら活発にディスカッションを進めること.疑問点はまず自分たちで調べた上で質問をすると修得が早い.
注意点:
システム設計から回路製作まで実習をメインに実施するので,グループ内で大いにディスカッションをして積極的に参加してもらいたい.
全学科の学生を対象に敷居を低く設定しているので,日頃コンピュータを苦手と感じている学生にこそ,受講して欲しい.
受講に当たっては指導教員やグループの仲間と密接な連絡を取り,絶えず意見交換をはかること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,グループ分け,ワンチップマイコンシステムの概要
2週 マイコン機能,LED点滅回路のプログラミング1
3週 LED点滅回路のプログラミング2
4週 回路の設計案を検討
5週 システム概要設計1
6週 システム概要設計2
7週 設計仕様レビュー
8週 回路設計1
2ndQ
9週 回路設計2
10週 回路製作1
11週 回路製作2
12週 回路製作3
13週 回路テスト,発表会準備
14週 製作物レビュー(発表会)
15週 報告書作成データのまとめ
16週 報告書作成データのまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

回路発表報告書自己評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合4015301500100
基礎的能力201515100060
専門的能力1501050030
分野横断的能力50500010