到達目標
本講義では、私たちの周りにある「工業材料」を大きなテーマとして取り上げる中で、
・代表的な金属材料、セラミックス材料、電子材料の特性や製造法を説明できる。
・「高分子らしさ」の本質を理解し、その応用例などを説明できる。
ようになることを目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自主的に情報収集を行い具体的な実用例を挙げて,金属材料,セラミックス材料の特性や製造法を説明できる. | 代表的な金属材料、セラミックス材料、電子材料の特性や製造法を説明できる。 | 代表的な金属材料、セラミックス材料、電子材料の特性や製造法を説明できない。 |
評価項目2 | 高分子材料の特性を理解し、その分析手法や応用例などを明確に説明・記述できる。 | 高分子材料の特性を理解し、その分析手法や応用例などを説明・記述できる。 | 高分子材料の特性を理解し、その分析手法や応用例などを説明・記述できない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
私たちの身の周りにあふれている「工業材料」は、化学・生物と機械・電子・電気・ 情報などの他分野の知識・技術の融合によって開発されている。この授業では、これらの工業材料を構成する主要な成分である「金属」「セラミックス」「高分子」の一般的構造、および性質と製造・加工・分析方法などの基礎的事項を学習する。さらに、それらの材料の代表的な複合材料、機能性材料などの応用例について知ることによって、「材料開発」における重要な知識を学習する。
授業の進め方・方法:
教科書は特に使用せず、資料を参照・配布する。また授業全体の構成として、前半は代表的な無機材料の性質と製造方法を、後半は高分子材料の基礎的な性質、および応用例を学習する。
注意点:
授業後は、配布資料のポイントを自分でまとめておくこと。個々の材料の「材料らしさ」の本質をつかみ、工業材料が身の回りでどのように応用されているか、自ら興味をもちながら学習することが肝要である。材料の技術開発に携わる面白さ、使命感などを感じてもらいたい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス:無機材料とは |
本講義の到達目標、評価、概要、講義の進め方、評価割合を確認する。
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2週 |
物質・材料の分類 |
金属材料、セラミックス材料、電子材料等の分類があることを説明できる。
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3週 |
金属材料 |
代表的な金属材料の物性と製造方法を説明できる。
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4週 |
セラミックス材料 |
代表的なセラミックス材料の物性と製造方法を説明できる。
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5週 |
電子材料 |
代表的な電子材料の物性と製造方法を説明できる。
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6週 |
材料評価 |
代表的な無機材料の評価方法を説明できる。
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7週 |
無機物質のまとめ |
代表的な無機材料の物性と製造方法を説明できる。
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8週 |
【後期中間試験】 |
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4thQ |
9週 |
中間試験返却 後半ガイダンス:高分子材料とは |
高分子とはどんな構造を持つ分子か説明できる。
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10週 |
高分子の性質(1) |
高分子の熱力学的な性質について理解し、説明できる。
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11週 |
高分子の性質(2) |
高分子の熱力学的な性質について理解し、説明できる。
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12週 |
高分子の加工 |
高分子の加工方法について理解し、説明できる。
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13週 |
高分子の分析方法 |
高分子材料の評価法について理解し、説明できる。
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14週 |
高分子の応用
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高分子材料がどのようなところに応用されているか、説明できる。
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15週 |
高分子材料のまとめ |
代表的な高分子材料の物性と製造方法を説明できる。
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16週 |
【後期定期試験】 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |