創造性工学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 創造性工学
科目番号 AE1102 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座、伊藤大輔著、日本実業出版社
担当教員 小田川 裕之

到達目標

(1)プロジェクトマネジメントの基礎を理解し説明できる。
(2)プロジェクトマネジメントにおける、目標設定、計画、実行、修正のポイントを理解し説明できる。
(3)身近なテーマを設定してプロジェクトマネジメントを体験し、学習した知識・技術を活用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プロジェクトマネジメントの基礎プロジェクトマネジメントの必要性とプロジェクトマネージャの役割について理解し具体的に説明できる。プロジェクトマネジメントの必要性とプロジェクトマネージャの役割について理解し概要を説明できる。プロジェクトマネジメントの必要性、プロジェクトマネージャの役割について一部分のみ説明でき、全体像を把握していない。
プロジェクトマネジメントにおける目標設定・計画・実行・修正目標設定、計画、実行、修正のポイントを説明できる。また、各段階で有効な技術を理解し説明できる。目標設定、計画、実行、修正のポイントを概ね説明できる。また、各段階で有効な技術を概ね理解し説明できる。目標設定、計画、実行、修正のポイント、及び各段階で有効な技術の一部分のみ理解し、全体像を把握していない。
プロジェクトマネジメントの実践プロジェクトマネジメントを体験し、学修した知識・技術を効果的に活用できる。プロジェクトマネジメントを体験し、学修した知識・技術の活用を試行できる。プロジェクトマネジメントの体験において、学修した知識・技術を活用していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
プロジェクトは定常的なルーチンワークとは異なり、不確実性を含む未来の目的に対して「想像力」を働かせ、ゴールに向けてプロセスを歩んでいく活動である。目的達成のためには、客観的に現状を分析する力と共に、現状では解決できない事柄に対処する新しい考え方の導入や新しい行動に挑む姿勢が不可欠であり、その結果として「創造」が実現するともの考えられる。このような考え方に基づき、プロジェクトマネジメントの基礎を学び、目標設定、計画、実行、修正の各プロセスについて、実社会で広く用いられているプロジェクトマネジメントの技術と知識を学ぶ。また、実際に身近なテーマについてプロジェクトマネージメントをグループワークで体験する。本科目の実践の場として「創成技術デザイン実習Ⅰ、Ⅱ」での活用も期待される。
授業の進め方・方法:
基本的にテキストに従って講義を進める。テキストで紹介されている具体的な手法については、できる限り授業中に練習のワークをしていく。ワークを行った結果については、レポートとして提出を求めることもある。また、後半では実際に身近なテーマについてプロジェクトマネジメントをグループワークで体験する。
注意点:
授業中にワークを行い結果をレポートとして提出してもらうので、毎回出席すること、本科目は、1単位あたり30時間程度の自学学習が課せられます。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
プロジェクトマネジメントの基本(1)
本科目の授業内容、修得目標、授業方法、評価方法など説明を受け、授業の位置付けについて理解する。
プロジェクトマネジメントとは何か基本を理解する。
2週 ガイダンス
プロジェクトマネジメントの基本(2)
プロジェクトマネジメントとは何か基本を理解する。
3週 プロジェクトマネジメントの目標設定(1)
目標の設定の重要性と方法について理解する。
4週 プロジェクトマネジメントの目標設定(2)
目標の設定の重要性と方法について理解する。
5週 プロジェクトマネジメントの計画(1) 計画の重要性を理解し、計画立案に有効な具体的な手法を理解する。
6週 プロジェクトマネジメントの計画(2) 計画の重要性を理解し、計画立案に有効な具体的な手法を理解する。
7週 プロジェクトマネジメントの計画(3) 計画の重要性を理解し、計画立案に有効な具体的な手法を理解する。
8週 プロジェクトマネジメントの計画(4) 計画の重要性を理解し、計画立案に有効な具体的な手法を理解する。
2ndQ
9週 プロジェクトマネジメントの実行(1) 実効段階で必要となる、チームビルディング、進捗管理、プロジェクトの変更について理解する。
10週 プロジェクトマネジメントの実行(2) 実効段階で必要となる、チームビルディング、進捗管理、プロジェクトの変更について理解する。
11週 プロジェクトマネジメントの思考 プロジェクトマネジメントを実践するために必要な思考について理解する。
12週 プロジェクトマネジメントの体験(1) グループに分かれてでテーマを設定し、プロジェクトマネジメントを体験する。
13週 プロジェクトマネジメントの体験(2) グループに分かれてでテーマを設定し、プロジェクトマネジメントを体験する。
14週 プロジェクトマネジメントの体験(3) グループに分かれてでテーマを設定し、プロジェクトマネジメントを体験する。
15週 発表会 実践体験についてまとめて発表する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表ポートフォリオ相互評価合計
総合評価割合4030255100
基礎的能力01015025
専門的能力402010070
分野横断的能力00055