モバイルネットワーク

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 モバイルネットワーク
科目番号 AE1119 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 三谷「やり直しのための工業数学」CQ出版
担当教員 西山 英治

到達目標

本講義では、特に通信分野で用いられる符号について理解する.講義ではまず,整数論の初歩を解説したのち、誤り訂正符号,暗号について講義する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1整数論の基本性質・整数関数・合同式について詳細に理解できる。整数論の基本性質・整数関数・合同式について概要を理解できる。整数論の基本性質・整数関数・合同式について理解できない。
評価項目2巡回符号BCH符号・RS符号について理解できる。巡回符号BCH符号・RS符号について概要を理解できる。巡回符号BCH符号・RS符号について理解できない。
評価項目3畳み込み符号について理解できる。畳み込み符号について概要を理解できる。畳み込み符号について理解できない。
評価項目4共通鍵暗号・公開鍵暗号について詳細に理解できる。共通鍵暗号・公開鍵暗号について概要を理解できる。共通鍵暗号・公開鍵暗号について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、特に通信分野で用いられる符号について理解する.講義ではまず,整数論の初歩を解説したのち、誤り訂正符号,暗号について講義する。
授業の進め方・方法:
教科書を使用しその中で通信符号の理論について教授する。
符号化復号の基礎となる整数の計算(合同法の計算)や巡回符号の発生を理解し説明できる。
通信の信頼性向上に用いられる誤り訂正符号の符号化法・復号法を理解し説明できる。
注意点:
一単位当たり、30時間の自学、自習が求めあれる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 整数の基本性質 整数の基本性質について説明し、理解できる。
2週 約数と倍数・ユーグリッドのアルゴリズム 約数と倍数・ユーグリッドのアルゴリズムについて説明し、理解できる。
3週 有理数・無理数 有理数・無理数について説明し、理解できる。
4週 約数の和・メルセンヌ数 約数の和・メルセンヌ数について説明し、理解できる。
5週 n!の素因数分解 n!の素因数分解について説明し、理解できる。
6週 オイラーの公式 オイラーの公式について説明し、理解できる。
7週 メイビュースの関数 メイビュースの関数について説明し、理解できる。
8週 中間試験 前期が学習計画分が説明し、理解できることを確認する。
4thQ
9週 合同式 合同式について説明し、理解できる。
10週 完全剰余系 完全剰余系について説明し、理解できる。
11週 既約剰余系 既約剰余系について説明し、理解できる。
12週 オイラーの定理 オイラーの定理について説明し、理解できる。
13週 巡回符号 巡回符号について説明し、理解できる。
14週 畳み込み符号 畳み込み符号について説明し、理解できる。
15週 共公開鍵符号 公開鍵符号について説明し、理解できる。
16週 定期試験 定期試験の内容について説明し、理解できることを確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力400000040
分野横断的能力200000020