マルチメディア工学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 マルチメディア工学
科目番号 AE1206 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 大賀寿郎“マルチメディアシステム工学”コロナ社
担当教員 西村 勇也,本木 実,三好 正純

到達目標

1. マルチメディア情報を扱うための信号に関する技術や,人の物理量の認識に合わせた心理量の尺度化について,理解し説明できる.
2. マルチメディアに使用されている音響・画像情報について,物理的観点や人の認識機能を利用した技術について,理解し説明できる.
3. アナログシステム技術やディジタルシステム技術を通して,音響・画像情報の処理技術について、理解し説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報処理技術と心理量の尺度化情報処理技術と心理量の尺度化の全てについて理解し説明できる.情報処理技術と心理量の尺度化の基本的な内容について理解し説明できる.情報処理技術と心理量の尺度化について説明できない.
音響・画像情報の処理技術音響・画像情報の処理技術の全てについて理解し説明できる.音響・画像情報の処理技術の基本的な内容について理解し説明できる.音響・画像情報の処理技術の全てについて説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
マルチメディアシステム構築で必要な要素技術について学ぶ.音響・画像情報について,物理的観点や人の認識機能を利用した処理技術について学ぶ.
授業の進め方・方法:
本授業内容は情報関連分野の多くの技術や理論に関連する科目である.授業項目に関する自学学習用課題は放課後や家庭で行い,レポートを提出するものとする.
注意点:
1単位当たり30時間の自学自習が求められる.
年間総合評価が60点に満たない場合は,再提出したレポートや再評価試験にて評価する.再評価でも60点に満たない場合は単位を認定しない.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 マルチメディアの概要 マルチメディアの概要と信号の物理量について理解できる.
2週 マルチメディア信号の伝送 音波や電波などを用いた信号の伝送技術を理解できる.
3週 マルチメディア信号の取り扱い 人の感覚や心理量に合わせた信号の尺度化について理解できる.
4週 音響信号と画像信号の概要 音響信号や画像信号を扱うための情報処理技術について理解できる.
5週 人と音響信号 人の発声機能や聴覚機能と音響信号について理解できる.
6週 人と画像信号 人の視覚機能と画像信号について理解できる.
7週 アナログシステム技術の概要 ラジオや電話やテレビジョンなどのアナログ技術について理解できる.
8週 音響信号のアナログ技術 音響信号のアナログ記録などのシステム技術について理解できる.
2ndQ
9週 画像信号のアナログ技術 画像信号のアナログ記録などのシステム技術について理解できる.
10週 線形ディジタル技術の概要 符号化や誤り訂正などを用いる線形ディジタル技術について理解できる.
11週 音響信号の線形ディジタル技術 音響信号の線形ディジタル技術での取り扱いについて理解できる.
12週 画像信号の線形ディジタル技術 画像信号の線形ディジタル技術での取り扱いについて理解できる.
13週 適応ディジタル技術の概要 圧縮や多重化などを用いる適応ディジタル技術について理解できる.
14週 音響信号の適応ディジタル技術 音響信号の適応ディジタル技術での取り扱いについて理解できる.
15週 画像信号の適応ディジタル技術 画像信号の適応ディジタル技術での取り扱いについて理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力6060
専門的能力2020
分野横断的能力2020