到達目標
1. マルチメディア情報を扱うための信号に関する技術や,人の物理量の認識に合わせた心理量の尺度化について,理解し説明できる.
2. マルチメディアに使用されている音響・音声・画像情報について,物理的観点や人の認識機能を利用した技術について,理解し説明できる.
3. 無響室でのレコーディング技術を通して音響・画像情報の処理技術について、理解し説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報処理技術と心理量の尺度化 | 情報処理技術と心理量の尺度化の応用について理解し説明できる. | 情報処理技術と心理量の尺度化の基本的な内容について理解し説明できる. | 情報処理技術と心理量の尺度化について説明できない. |
音響・音声・画像情報の処理技術 | 音響・・音声・画像情報の処理技術の応用について理解し説明できる. | 音響・音声・画像情報の処理技術の基本的な内容について理解し説明できる. | 音響・音声・画像情報の処理技術の全てについて説明できない. |
レコーディング技術 | レコーディング技術においてマルチトラック録音、DAWを用いたエフェクトの応用技術について説明できる. | レコーディング技術においてマルチトラック録音、DAWを用いたエフェクトの基礎技術について説明できる. | レコーディング技術においてマルチトラック録音、DAWを用いたエフェクトの応用技術について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
マルチメディアシステム構築で必要な要素技術について学ぶ.音響・画像情報について,物理的観点や人の認識機能を利用した処理技術について学ぶ.
授業の進め方・方法:
本授業内容は情報関連分野の多くの技術や理論に関連する科目である.授業項目に関する自学学習用課題は放課後や家庭で行い,レポートを提出するものとする.
注意点:
この科目は学修単位のため60時間相当の自学・自習が求められる.
年間総合評価が60点に満たない場合は,再提出したレポートや再評価試験にて評価する.再評価でも60点に満たない場合は単位を認定しない.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
マルチメディアの概要 |
マルチメディアの概要と信号の物理量について理解できる.
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2週 |
マルチメディア信号の伝送 |
音波や電波などを用いた信号の伝送技術を理解できる.
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3週 |
マルチメディア信号の取り扱い |
人の感覚や心理量に合わせた信号の尺度化について理解できる.
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4週 |
音響信号と画像信号の概要 |
音響信号や画像信号を扱うための情報処理技術について理解できる.
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5週 |
音声・聴覚1 |
人の発声機能や聴覚機能と音響信号について理解できる.
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6週 |
音声・聴覚2 |
音声に関するフォルマント分析について理解できる.
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7週 |
レコーディング技術基礎1 |
マイクロフォンの種類・指向性・周波数特性について理解できる.
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8週 |
レコーディング技術基礎2 |
無響室でのレコーディング技術について理解できる.
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4thQ |
9週 |
レコーディング技術基礎3 |
DAWを用いて収録した音楽作品へのエフェクトについて理解できる.
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10週 |
レコーディング技術応用1 |
マルチトラックレコーディング技術について理解できる.
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11週 |
レコーディング技術応用2 |
Pythonを用いた音響データ処理について理解できる.
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12週 |
レコーディング技術応用3 |
音の放射特性の可視化技術について理解できる.
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13週 |
レコーディング技術応用4 |
音の放射特性測定とマルチトラックレコーディング技術を融合し、放射音の正規化について理解できる.
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14週 |
レコーディング技術応用5 |
ディジタル画像の画像処理について理解できる.
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15週 |
レコーディング技術応用6 |
レコーディング技術応用に関するレポートを提出し、内容について説明できる.
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16週 |
レポート解答・返却 |
評価提示、レポート返却
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 60 |
専門的能力 | 20 | 20 |
分野横断的能力 | 20 | 20 |