| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
光と物質の相互作用を量子力学と電磁気学の立場から定式化できる。 | 半古典論と古典論の立場から、光と物質の相互作用を、シュレーディンガー方程式とマクスウェル方程式を用いて定式化でき、意味を説明できる。 | 光と物質の相互作用を量子力学と電磁気学の立場から定式化でき、吸収係数や屈折率等の光学的物理量をミクロな立場から説明できる。 | 光と物質の相互作用を量子力学と電磁気学の立場から説明できない。波動方程式や伝搬方程式の意味を理解できない。 |
評価項目2
シュレーディンガー方程式の意味を理解でき種々のモデルの固有値と固有関数を説明できる。 | シュレーディンガー方程式を時間に依存する場合と依存しない場合で書き下す事ができ、かつ、自由粒子、調和振動子、水素原子等のモデルの固有値と固有関数を説明できる。 | シュレーディンガー方程式の意味を理解でき、自由粒子、調和振動子、水素原子等のモデルの固有値と固有関数を説明できる。 | 光と物質の相互作用を量子力学と電磁気学の立場から説明できない。波動方程式や伝搬方程式の意味を理解できない。 |
評価項目3
2準位系原子と光の相互作用を理解し誘導放出に関して説明できる。 | 波動関数や密度行列、さらには2準位系原子と光の相互作用を理解し、誘導放出に関して説明できる。ブロッホ方程式やリウヴィル方程式の意味を理解でき、実際に方程式を解く事ができる。 | 波動関数や密度行列、さらには2準位系原子と光の相互作用を理解し、吸収や自然放出、誘導放出といった現象を説明できる。 | シュレーディンガー方程式を定式化できず、かつ方程式の意味も理解できない。固有値や固有関数といった概念が理解できない。 |
評価項目4
量子光学の立場からレーザーの原理と応用に関して理解し説明できる。 | レーザー発振器において、ポンピングから発振にいたるまでの物理的過程を正確に把握し、また、種々の媒質におけるレーザーの発振機構を説明できる。 | レーザーの発振機構を大まかに理解し、説明することができる。また、種々の媒質におけるレーザーの発振原理を大まかに説明できる。 | 2準位系原子と光の相互作用を理解する事ができず、吸収や自然放出、誘導放出といった現象を説明できない。波動関数や密度行列といった概念がわからない。 |