回路システム学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 回路システム学
科目番号 AN119 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気回路[1]-基礎・交流編―(小澤孝夫著,朝倉書店),および,プリント配布
担当教員 本木 実

到達目標

1.回路網解析に必要な知識を理解し,説明できる.
2.回路方程式の表現法とそのために必要な表現法とを理解し,関連する問題を解くことができる.
3.状態方程式について理解し,その方程式を立てることができ,関連する問題を解くことができる.
4.回路網の持つ様々な性質について理解し,それらの性質を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
回路網解析に必要な知識を理解し,説明できる.回路網解析に必要な知識を完全に理解し,全て説明できる回路網解析に必要な知識を十分に理解し,十分に説明できる回路網解析に必要な知識を理解しておらず,説明できない.
回路方程式の表現法とそのために必要な表現法とを理解し,関連する問題を解くことができる.回路方程式の表現法とそのために必要な表現法とを完全に理解し,関連する問題をほぼ全て解くことができる.回路方程式の表現法とそのために必要な表現法とを十分に理解し,関連する問題を十分に解くことができる.回路方程式の表現法とそのために必要な表現法とを理解しておらず,関連する問題を解くことができない..
状態方程式について理解し,その方程式を立てることができ,関連する問題を解くことができる. 状態方程式について理解し,その方程式を完全に立てることができ,関連する問題をほぼ全て解くことができる.状態方程式について理解し,その方程式を立てることができ,関連する問題を十分に解くことができる.状態方程式について十分に理解しておらず,その方程式を立てることができず,関連する問題を十分に解くことができない.
回路網の持つ様々な性質について理解し,それらに関連する問題を解くことができる.回路網の持つ様々な性質について完全に理解し,それらに関連する問題をほぼ全て解くことができる.回路網の持つ様々な性質について十分に理解し,それらに関連する問題を解くことができる.回路網の持つ様々な性質について十分に理解しておらず,それらに関連する問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
回路システム学とは,いろいろな素子を接続してできる系(システム)について論じる学問である.近年,コンピュータによる回路の解析や設計が普及し,回路システム学としても,それに適したものが要求されている.これらの観点から,グラフ理論,状態変数解析等の回路システムの基本概念について学習する.
授業の進め方・方法:
教科書と資料により進める.積極的な学習態度を喚起し,理解を深めるために,一部学生によるプレゼンおよび演習を行う.本授業は一部英語により進める.
注意点:
関連する科目は,電気回路及び,電子回路であり,この科目の講義内容について十分に復習して受講することが望まれる.質問については,随時受け付ける.教科書は,良書でもありますので,必ず入手してください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
(guidance)
2週 回路網の諸定理
(Laws of circuits)
網目解析,重ねの理,テブナンの定理などの諸定理を理解し,それらに関する問題を解くことができる.
3週 回路網の諸定理
(Laws of circuits)
網目解析,重ねの理,テブナンの定理などの諸定理を理解し,それらに関する問題を解くことができる.
4週 回路網の諸定理
(Laws of circuits)
網目解析,重ねの理,テブナンの定理などの諸定理を理解し,それらに関する問題を解くことができる.
5週 グラフ理論の基礎
(Basic of graph theory)
回路解析に必要なグラフ理論の用語,基礎的な概念について説明できる.
6週 グラフ理論の基礎
(Basic of graph theory)
回路解析に必要なグラフ理論の用語,基礎的な概念について説明できる.
7週 グラフの行列表示
(Matrix expression of graph)
グラフを行列の形で表現する方法とその特色を理解し,それに関する問題を解くことができる.
8週 グラフの行列表示
(Matrix expression of graph)
グラフを行列の形で表現する方法とその特色を理解し,それに関する問題を解くことができる.
2ndQ
9週 回路網解析
(Circuit analysis)
グラフ理論と行列を利用した回路網解析法を理解し,それに関する問題を解くことができる
10週 回路網解析
(Circuit analysis)
グラフ理論と行列を利用した回路網解析法を理解し,それに関する問題を解くことができる
11週 状態方程式
(State equation)
状態の概念と,それを用いた一階微分方程式である状態方程式の導出方法を理解し,それに関する問題を解くことができる.
12週 状態方程式
(State equation)
状態の概念と,それを用いた一階微分方程式である状態方程式の導出方法を理解し,それに関する問題を解くことができる.
13週 ネットワークとフロー
(Network and flow)
最大フロー,最小コストフロー等ネットワークにおける色々な問題とその解法を理解し,それに関する問題を解くことができる
14週 ネットワークとフロー
(Network and flow)
最大フロー,最小コストフロー等ネットワークにおける色々な問題とその解法を理解し,それに関する問題を解くことができる
15週 定期試験
(examination)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート発表/相互評価その他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力602020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000