知能情報処理

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 知能情報処理
科目番号 0036 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:学習用教材はWebclass等により公開する/参考図書:ゼロから作るDeep Learning,斎藤 康毅,O'REILLY
担当教員 新谷 洋人

到達目標

1.ニューラルネットワークの仕組みを理解し,説明できる
2.ニューラルネットワークをpythonでプログラミングできる
3.種々のデータを機械学習に応用できるよう加工できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ニューラルネットワークの仕組みの理解最新のニューラルネットワークの研究内容を理解している基本的なニューラルネットワークの動作を理解している仕組みを理解していない
pythonプログラミング必要とする機能をもつプログラムを一から記述することができるWeb等で公開されているプログラムを読み改変できるプログラムできない
機械学習のためのデータ加工ニューラルネットワークが学習をしやすいように考えたデータ加工ができるデータの加工をすることができるなぜデータの加工が必要なのかを理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ニューラルネットワークとこれを多層化した深層学習は,これからの時代において必須技術であるといえる.この授業ではこれらの技術を利用するために知っておくべき最低限の内容について学習する
授業の進め方・方法:
スライドと自作資料を使用した講義形式とし,必要に応じて実際にプログラミングをしながら理解を深めてもらう.複数回小テストや演習を行う.最終的に各自で用意した問題をニューラルネットワークを利用して解決してもらい,これに基づいて評価を行う.
注意点:
試験はおこなわず成果物と小テスト,レポートにより評価する.評価に対してそれぞれの割合が大きいため提出遅れ等しないよう注意すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目の教育目標,授業進め方,レポートの書き方,評価の方法についての説明をする
2週 pythonの基礎(1) プログラミング言語pythonの文法を理解し記述できる
3週 pythonの基礎(2) 同上
4週 並列コンピューティング プログラミング言語pythonの文法を理解し記述できる
5週 ニューラルネットワークのための数学 ニューラルネットワークを理解するための最低限の数学問題を理解し,解くことができる
6週 誤差逆伝搬法 誤差逆伝搬法を理解し,どのようにしてパラメータを設定するのかを説明できる
7週 畳み込みニューラルネットワーク 畳み込みニューラルネットワークを理解し,プログラミングできる
8週 制限付きボルツマンマシン 制限付きボルツマンマシンを理解しプログラミングできる
4thQ
9週 データの前処理(1) 画像や音声,言語など多様な形式のデータをニューラルネットワークの学習に利用できるよう加工できる
10週 データの前処理(2) 同上
11週 グループワーク 機械学習の応用についてグループワークで議論し,各自が持ち寄った問題を解決することができる
12週 グループワーク 同上
13週 グループワーク 同上
14週 グループワーク 同上
15週 レポートの相互評価(1) グループワークでの議論をまとめ,相互に解決手法について討論・評価を行う
16週 レポートの相互評価(2) 同上

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

小テストレポート相互評価合計
総合評価割合303535100
基礎的能力100010
専門的能力10151540
分野横断的能力10202050